- 作者: 西尾維新
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2014/01/08
- メディア: 新書
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無知な私は「リポグラム」というものを知らず、冒頭のルール説明を読んでもどういう主旨なのかさっぱり解らず、だもんで最初の「妹は人殺し!」は『今私は何を読まされているのだろうか・・・?』と思いながら読み進めてようやっと理解したという次第。
2.3文字ならともかく10文字となると読む際に禁文字を全て頭に入れておくことは私の脳ミソではできないので、読み進めながら引っ掛かる表現が出る度に禁文字を確認し「こういう表現・言い回しにしたんだな」と感心したり笑ったりはしたものの、各短編×4となると純粋に飽きた。禁文字を避けるみならず飽きさせないようにという目的もあって文体を変えているのでしょうし、それによって同じ話でも登場人物の性格とか印象が全然違うものになって、そういう意味では面白いというか興味深いなとは思うんだけど、でも話としては同じだから単純に飽きた。
こういう本を商品として出せる西尾維新ってやっぱすごいなぁ。
あ、あと各話にイラストレーターさんたちの表紙がついてるんだけど、倉花千夏さんの作品はさすがのカッコよさでした。