『キルラキル』第十七話「何故にお前は」

皐月様が支配する学園の名前が「本能字学園」だと知った瞬間からいずれ『本能字の変』があるであろうことは予想してましたが、そっか、織田信長=鬼龍院羅暁に石田光成=鬼龍院皐月か。そうですよね。こうなったらもうこれしかない。
でも予想していたこととはいえ皐月様が母親を背後から突き刺した瞬間は興奮したし、衝撃だった。裏切りのタイミングとアングルが絶妙すぎたわ。予想通りだけど期待以上だった。
つーかあれで死なねーって羅暁どうなってんだよ。皐月様も死んだとは思ってないっぽいし。
ここで思いだすのが羅暁の背中にある凄惨な傷痕。わたしはこれを羅暁が生命繊維との関係を築き上げる中で出来た傷なのではないかと思ってたけど、もしかすると鬼龍院家が現在の地位を確立するまでにヌーディストビーチのような対抗勢力との戦いがあって、その中で何度も斬られてきたその「痕」なのか?。だとしたらそんな母親に対し鬼龍院皐月はどう戦うつもりなのか。
そしてこの件に関して完全に蚊帳の外状態の主人公・・・。
流子たちを目視しての「最後のピース」発言があったことだし、こうなってみると皐月様がこれまで流子に対して仕掛けたあれこれはやはり流子を成長させるためのものだったと判断していいと思うのだけど、はっきり言って今現在この瞬間は流子が介入する余地ないと思うのよね。ヌーディストビーチはこれまでずっとREVOCS社=鬼龍院=COVERSへの対抗活動を行ってきたわけだから羅暁はともかく眼鏡秘書あたりとは戦ってもいいと思うけど(作劇的に)(でもこの眼鏡秘書ってなんか原初生命繊維そのもの、つまりラスボスな気がしなくもない)(ていうか生命繊維をどうにかできるグローブと切断するための新アイテムを使う黄長瀬はともかくDTRに乗った美木杉は戦力としてどうなんだろ・・・w)、でも鮮血の仲間殺しのこともあるし、心情的に流子がこの戦いに乱入する理由が今のところはないような。まぁ「縫との決着」という立派な名目はあるんだけどさ。
となると流子を称して「最後のピース」と言った皐月様の意図がどこにあるのか?ということになるわけで、自らが「石田光成」であるという自覚があるならば、流子は「豊臣秀吉」だと、そういうつもりなのかな。母親を倒したのち、最後に残った生命繊維100%の純潔と共に自らを纏流子に斬らせようとしている、とか。
今回「絹江さん」についての説明もあったけど、これは黄長瀬の補足というだけなのか、それとも黄長瀬と流子の間にあるもの、具体的には二人の間に「血縁関係」があることの前フリなのかってことも気になるしなー。絹江さんの顔を映さなかったことに意味があるのか。
こにたんキャスティングしといて黄長瀬がこれだけで終わるとは思えないわけで、となると黄長瀬の存在が流子が戦う理由であり引き金になるのかなーと。ていうかそれ希望。


ひとり生命繊維に取り込まれることから逃れた又郎と、スタジアムの外で流子の帰りを待ってる・・・・・・はずがないマコがこの戦いでどんな働きを見せるのか。
そして皐月様と水杯を交わしあった四天王と伊織にどんな運命がまっているのか。
羅暁を迎える四天王に対し、羅暁が声をかけたのが乃音と犬くんだけだったことが気になるのよねぇ。皐月様の幼馴染である乃音に対しては幼い頃から知ってる子に声をかけたというごく普通の行為としてみるとしても、続いて犬くんに「だけ」声をかけたという事実。これがわたしとても気になります!。
ていうか当然マコは我慢できなくて戦場にひょこひょこ来ちゃってそこがどんな修羅場になってようが構わずハレルヤタイム開催するんだろうから、蒲郡先輩の役目は満艦飾を守ることに決まってますよね。
てかあれ?無星生徒やその家族に配られた礼服って伊織が超特急で作ってたやつだよね?。当然それを命じたのは皐月様なわけだから、母親の目を欺くために生命繊維に取り込まれた・・・と見せかけて、実はそうではなかったってなことになるんじゃないのこれ。だとするとむしろ危険なのは一人だけ実は全裸だった又郎、ということになるんじゃないのこれ。
でもこの作品で全裸と言えばヌーディストビーチ。又郎が実は全裸である限りきっとだいじょうぶ。