『明日、ママがいない』第2話

日テレの炎上商法だとばかり思ってたのに厚労省まで出てきたうえにスポンサー降りるだのクレジット自粛だのめんどくさいことになっててなんだかなー。
銭ゲバの時はそのスポンサーとしての判断を責められないなーと思った記憶があるけど(唯一最後まで残ってくれたコカ・コーラ社の好感度ものすっごい上がったけどw)、これに関してはそんな大騒ぎするようなことかぁ?と。わたしは子供に全く縁がないダメ女だし、養護施設や里親制度も常識レベルの知識はあるけどそれについて深く考えたことも一度もない、つまりこのドラマによってなんら影響を受けない立場の人間であるからそう思えるのかもしれませんが、確かにポストだのドンキだのという呼び方や子供をペット扱いするのは悪趣味だし釣り要素にしても下品だなとは思うものの、ポストはポストと呼ばれることに誇りすら持ってるようだし、今回のパチ(ずっと「ポチ」呼びされてんのかと思ってたわw)(ていうか、え?もしかして母親のギャンブル依存から「パチ」ってあだ名なの!?ポストよりもむしろこっちのが酷くねーか?)に向ける圧倒的な母性はポストさんかっけええええええええ!!と思いこそすれイジメの材料になるような要素はないと思うの。三上博史の魔王だってペットだなんだ言ってても新しいシャンプー買ってくれたりどっからどうみてもただのツンデレじゃないですか。2話にして早くも良い人オーラびしばしじゃん。だからもうちょい様子見することってできなかったかなーと。少なくとも今回まで見ればそこまで過剰に反応するようなドラマじゃないって判りそうなものなのに。
ていうかこれ魔王とロッカーを愛でるドラマでしょう?。
だって捨てておけと言われたパチのシャンプーボトルをこっそりリュックに戻してやり、それに気づいたパチにそっと「しーっ」とアイコンタクトしたかと思ったら、ピア美にマフラーの編み方教えてあげるとかなにこの萌えキャラ!!
てかてっきりお弁当屋の砂羽さんはロッカーの関係者かと思ったのに魔王の関係者で、てことはロッカーにお弁当を買いに行かせてるのは魔王の指示(というよりお願いだろ)だろうわけで、そんな魔王は店の外に出てきた砂羽さんを「いい女だろう?」と言ったかと思ったら砂羽さんの後をつけ「ストーカーかよ」と自嘲するとかなんなのこれえええええええええ!!!!!
あとあとクラスの女子を「君(きみ)」と呼び、夕日にかこつけて「今日も(君は)綺麗だね」とか言えちゃう誕生日パーティに女子しか呼ばないイケメン坊ちゃん末恐ろしい・・・・・・っ!いずれ訪れるであろう眼鏡選びはくれぐれも慎重にな!
・・・ってドラマですよこれ?。
とか書くとお前のような愚かな人間が子供たちを傷つけてるんだって言われてしまうのかな。
でも例えば法廷でおちゃらけるドラマだって今現在法廷で真剣に争いそのことで消耗してる人を傷つけてると思うしさ(そういう人はドラマなんて見ないからとかそういうツッコミはナシでお願いします)、日曜の夕方やってる国民的アニメだって一人で見てると孤独を感じて泣きたくなることもあるというじゃないですか。リア充がくっついたり離れたりするだけのドラマだってモテない人にとっちゃ拷問ですよ拷問。直接描写だろうが間接描写だろうがわたしはこれもそれらと同じだと思うんだよね。「そういう人もいる」ってだけだと思う。ただ今回は「そういう人」の多くが「子供」だからより過剰になるし話題になってるわけで、あとまぁ思いっきりモデルである施設であり制度が特定できてしまうってことが問題になってると思うんだけど、でもだからこそこの作品が最終的に何を描こうとしてるのか、どこへ向かおうとしてるのか、それが重要だと思うし、気になるし、楽しみ。初回放送後このドラマに登場する子供たちと同じような立場の子が心無い中傷を受け泣いたり傷ついたりしてるそうですが、2話を終えた今の段階ではむしろ3か月後にはその心無い言葉を言った人の方が、過剰に騒いだ人たちの方が、後悔という感情を抱くことになるのではないかなーと、そう思います。それぐらいのパワーがポスト役としてまさにプロの称号に相応しい仕事っぷり(誕生会でお嬢様口調で茶化すのとか圧巻すぎた。顔芸込みで)を見せつける芦田愛菜ちゃん率いる出演者の子供たちの演技にはあると思うから。