『ダンダリン 労働基準監督官』第10話

やっぱかざぽんは某研修医のような役よりもこういう役の方がハマるなぁ・・・とは思うものの、胡桃沢という男がなぜそこまで段田凛を憎むのかがわからない。元監督官という経歴を活かし社労士になったもののことごとく凛に邪魔されるせいで思い描いてたような仕事ができないってなことを言ってたけど、凛に邪魔されたってのは当然凛がこの西東京署に来て以降のことなわけで、といっても全部が全部胡桃沢のクライアントってわけじゃなかったから半分とみたって(どれが胡桃沢の入れ知恵だったのか覚えてない^^)5件とかそんなもんだろ?。胡桃沢の仕事全部が全部凛とバッティングしてるわけじゃないだろうし、こう言っちゃなんだけどその程度であんな顔で「死んでくれませんか?」とか言っちゃうかーって感じよなぁ。
凛を脅迫し続けてた柄本っちゃんも、会社のみならず婿養子だったために家族をも失った・・・ってところまではいいとして、そこで恨みパワーで急成長中の会社社長の座に収まったんならいいじゃねーかよと。しかも胡桃沢の手先として南三条くんを嵌めた女がほんとに愛人なら、ブラックではないどころか労基につつかれる穴なんてない正真正銘クリーンかつ成長著しいIT企業の社長であり若くて美人の愛人もちなんて、ブラック企業社長で婿養子でいた頃よりもはるかに今のがいいだろうと思うんだけど?。
だからそこに凛のせいで死んだと思しき男の存在が絡むのかと思いきや、それについては二人とも全く無関係でーす!凛を追い詰める材料ってだけでーす!ってなんだそれと。
いや、二人とももしくはどちらかが死んだ男の関係者で凛に復讐しようとしてるってことであれば心情として“解りやすい”けど、逆に言えばそういう“解りやすい”理由がないのに凛に対しここまで恨みを抱ける、一方的に恨みを向けられる、その方が理解できないだけに恐ろしいし、実際かざぽんや柄本っちゃんもその種の「怖さ」を出すべく演技してると思うんだけど、でもこのドラマで描いてることってそういうことじゃなくね?と思うんだけど。
でもまぁそのために囚われの身となった南三条くんのヒロインっぷりが見事だったのでヨシ!(笑)。『ワイシャツ姿で袖をまくり』(←ここ重要です!)豚箱の檻にもたれかかる南三条くんが麗しかったのでヨシ!!(笑)。