『キルラキル』第八話「俺の涙は俺が拭く」

この作品にイケメンがいないことは解ってるけど常識人はいるんじゃないかとは思ってて、そしてそれは蒲郡先輩ではないかと、わたしはそう思っていたわけです。
・・・・・・蒲郡先輩ガチもんの変態さんじゃないですか・・・・・・・・・。
生徒を校則で縛っておきながら実は自分が一番縛られたいと望んでるとか・・・・・・。
ぎゅうぎゅうに縛られ痛みを与えられれば与えられるほど硬くなるドM(二十歳)だとか・・・・・・・・・。
ヒッチハイクしようとしてるマコと流子に排気ガスぶっかけたもののバックしてきてあの角度あのボイスで「故障か?」って聞いてくれた蒲郡先輩は「抱いて!!!!!」って叫びたくなるほどカッコよかったのにガッチガチの二段変態だなんて・・・・・・・・・。
ていうか、えええええええ!?蒲郡先輩の変身バンクないとかえええええええええ!??って思ったんだけど、でも予告でギャグボール咥えてたし(・・・・・・)多分次回の流子戦でお披露目ですよね。ドキドキするわ。
一つ星は大量生産だけど部長の二つ星はある程度の成果を挙げたと皐月様に認められることで与えられるそれぞれの能力(それぞれの部活)を増強すべく個別にカスタマイズされたものという認識なんだけど、まだ猿くんの極制服しか見てないけどそのさらにすごいバージョンが四天王の三ツ星ってことでいいのかな。そしてその極制服によってより引きだされる各人の能力ってのは皐月様が見出したものだと(それぞれの能力に見合った極制服を皐月様がデザインしてくださると)。
だとしたら皐月様はいつどこでどんな形で蒲郡先輩のこの変態性に目をつけたのかと。そこいらへんが出会いのシーンで描かれるのかと思いきや、わたしに見えた限りではあの過去から今の蒲郡先輩を見出すことが出来ず・・・。
あーでもあの過去シーンってのはサバイバル自動車部(もう何がなにやらw)によって痛みを与えられ硬くしてる最中の蒲郡先輩による回想なわけで、つまり蒲郡先輩は硬くしながら皐月様(当時中一)を思い出していたということなわけで、うん、もうこれ以上は何も考えるまい(笑)。
てか皐月様と一緒に本能字学園に入るべく中学卒業後2年間待っていたということは、猿くんをスカウトした時蒲郡先輩ってばプーだった、ということですよね。そこは覚えておこうとおもいます。
で、あれだけ赤太字で煽りまくっての壊惨総戦挙がどんなもんなのかと思いきや、結局残るの四天王ってズコ―(笑)。
いや、四天王が残るのは当然ではあるんだけど、学園のシステムを壊すという名目で行われる戦挙なわけだから学園の生徒全員参加(参戦)なのかと思いきやマコたち無星生徒は「外野で応援」って時点でえ?そうなの??だったんだけど、一つ星が数の暴力でもって二つ星を倒したりしてたし、そうやって1週間戦って勝ち残った者達が再び学園に集ったところでさあどんな決戦闘兵となるのか!?とワクワクしたのに一瞬で選抜が終わっちゃって拍子抜けすぎた。
これよくわかんなかったんだけど、足元からせりあがってきた5本の塔って選ばれし者(四天王)が立ってる場所が盛り上がったのではなく、塔の上に立った者に決戦闘兵に進む権利が与えられるから戦って塔の上を目指せってのが皐月様の用意したプランで、でも四天王は戦うまでもなく塔の上に立ったと、だからこそ四天王は四天王だと、そういうことなの?。塔に立つお互いを見ながら「そこそこやるわね」「当然だろ」ってな言葉を交わしあってたけど、蒲郡先輩同様それぞれ各部から狙われそれを倒してこの場に立ってるってことならばやはり四天王の足元がせりあがったと、つまりもうこの時点で選抜は終わってたってことになると思うわけで、だとしたら残りの1本に流子が“駆け登って”立ったってのはなんかちょっと違う気がしなくもないかなーと。せめて2.3人流子と塔争いをする二つ星(一つ星だったら尚燃える)がいて欲しかったような。
てか秩序の象徴というか支配者たる皐月様は生命繊維で出来た繭状の空間に閉じこもることで自らの存在を“無きもの”として1週間の戦挙期間=無秩序状態を作ったけど(その空間を作り皐月様と共にその中に籠ってた(んだよね?)伊織はこれ完全に特別扱い(特別ポジション)ってことか)、であれば生徒たちは極制服を脱ぐべきじゃなかったかなーと思うんだけど。だってそもそも一つ星と三つ星じゃ力量差がありすぎるわけで、一つ星(の集団)が二つ星を倒すことが無秩序状態ということなのかもしれないけどそれにしたっていくらなんでもあの猿くんに勝てるわけがないわけで、なんつーか、それもまた実力であることは解ってるけどでもハンデありすぎじゃねーかという気持ちは否めず、だから5本のうち4本に四天王が立ってるのを見て一番初めに浮かんだ言葉は「出来レース」だったんだよね。塔の上に立って「やるわね」「当然」って言いあう四天王がそれぞれ汚れひとつ付いてない無星(ノーマル)制服で、残り1本に流子が立ったところでじゃあ決戦闘兵を始めますかってんで改めてそれぞれ極制服を着る・・・ってな流れだったら四天王の“強さ”が伝わったんじゃないかなと。
でもまぁ変身バンク含め蒲郡先輩の真の姿が明らかになるのは次回へ持越しだし、今回は言ってしまえばついに始まる四天王との戦いの前の小休止回みたいなもので、そういう意味ではむしろ流子の過去、纏博士との話こそが今回の主題だったと思うんだけど、でも蒲郡先輩の変態インパクトの前ではそこいらへん記憶に残らず・・・・・・(笑)。なんか「話がある」って流子のことを呼び出したくせに流子を前にして「平穏な人生を送りたければ黙ってこの場から去れ」とかわけわかんないこと言ってた気はするけど。それなら呼び出すときに前もって「平穏な人生を送りたければ来るな」って言っといてくれればいいのにとw。
で、過酷な運命が待っていると、それでもいいなら伝えねばならないことがいっぱいあると身体に刺さった片太刀バサミを引っこ抜きながら言う父親の制止を無視して気配を追った流子はもう片方の片太刀バサミを持つ女の後姿を目撃し、と同時に父親がいたはずの屋敷が爆発炎上と。そんな感じだったと思うのだけど、ここで覚えておくべきなのは流子は父親の死を確認してはいないってことだよね。
呼び出す前に平穏な人生を送るか戦うか選ばせなかった理由が流子に戦ってほしいからならば(呼び出して自分のそんな姿を見せたら流子は必ず戦うことを選ぶから)、だから鮮血がセーラー服であるということならば、この爆発は敵ではなく纏博士自身が引き起こしたものである可能性があるし、とすれば纏博士は生きてるってことも考えられる。だとしたらそこには恐らくヌーディストビーチの協力があるのではないかと思うわけで、それを美木杉は知っているのか否か。


とにもかくにも次回、蒲郡先輩の変身バンクがたのしみー!。