『独身貴族』第6話

わたしの本筋(兄弟話)には最終的には関係ないのでそんなに目くじら立ててギャーギャー言うつもりはない(そういうつもりで見てるわけではない)んだけど、それにしても春野ゆきが身勝手すぎる我儘女に見えないのはどうしたもんかなぁ?。仮にも相手は「社長」なわけで、“今まで”は何を置いても自分の脚本を見てくれたかもしれないけど“今”はどうかわからないし“この先”だってどうなるかわからないわけじゃない。てか今までは自分の脚本が最優先だったって誰判断よ?。自分にとっては脚本が第一だけど相手、それも社長という立場にいる人にとっては必ずしもそうではないってことを自覚すべきだろう。
ていうか今はちょっと忙しいって言ってんのになんでそこで「私何かしましたか?」って話になんのよと。「今まではこっちの都合構わず直しの連絡を入れてきたくせに勝手すぎる」って“社長”に“脚本を見てもらってる”立場の人間の言い草じゃないだろ。なにこの傲慢女。かと思えば自分のためを思って土下座した男も捕まえておくべく「付き合ってる」宣言って、さすがにちょっと酷いんじゃないのかと。
なんかさー、パーティ用の装備一式とか誕生日サプライズのあれこれとか、あとまぁ今回呼び出されて花束もらったのもそうだし、春野ゆきって与えられることを当然と思ってる節があるっぽいよねぇ。こんだけの美貌だし当然っちゃ当然なんだけど、でも“磨けば光る”という描写はあるものの劇中では特別そういう風には描かれてないわけじゃないですか。かと言ってほんとはすっごい美人だけど脚本家という夢のためなら身なり構わずまっしぐら!的な女として描かれているわけでもない。わたしには一生懸命さも真っ直ぐさも見えない自分の実力を解ってない女、脚本を見てもらうために入った会社の専務からの好意を当たり前の顔して受け取る女にしか見えません。
最終的に兄弟のどっちとくっつくにせよくっつかないにせよ、兄弟で取り合うほどの女には(ルックスは見えるけど中身は)見えない。逆に言えばこんな女を取り合う兄弟って・・・って話になっちゃう。
実際今回の土下座弟には幻滅だしねぇ。どんな形でもデビューして、あとは書きまくればいいってのは一つの考え方だとは思う。そういう流れでモノになる人もいるとは思う。でもゆきがそれに当てはまるかどうかは別として、ゆきの気持ちはどうかってことも別として、ゆき以外の人間のために土下座までするか?っつったら絶対にしないでしょ?。弟の行動は好きな女を喜ばせたいからという完全なる公私混同だよね。仕事の話を家には持ちこまないというオンオフの切り替えがキッチリしてる兄弟の関係性がよかったのにまったくこの女のせいで台無しだよー!。
そのせいもあるかもだけど、紙ちゃん玲子さんが思いのほか「妻としては」いいオンナに見えてきたんだけど。
てか玲子さんは自分と守さんとの結婚が政略結婚のようなものだと理解してるんだっけ?。どっちにしてもお試し同居生活を提案されたうえに式場の話もしてるってことは正式に結婚という方向で話が進んでるんだろうけど、もし守がやっぱり玲子さんとは結婚できませんって言いだすとしたらそこには100%間違いなく春野ゆきの存在が関係してるよね。部屋の趣味は微妙だし(お試し同居とは言えまだ結婚してないうちからああも全体的に模様替えしちゃうのってどうなん?wとか思ったけど、結婚してから自分センスを出されるよりも前もってこういう感じの部屋にしたいと表明してくれたほうがいい(それも含めてお試し同居だ)と守が言ったんだろうなと脳内補完)守にとっては全く興味のないことをマシンガンお喋りする人ではあるけれど、ここまで話を進めておきながらやっぱりなかったことにってことになったら玲子さんは傷つくと思うのよ。政略結婚であれ(玲子さんにとっては)お見合い結婚のつもりであれ、玲子さんは哀しむと思う。そう考えるとますます春野ゆきに対していい気持ちがしないんだよなぁ。
てか玲子お嬢様にはもっと相応しい結婚相手がいると思う(笑)。
それはそうとして、弟のために身を引こうとして心死んでる兄貴とそんな兄貴を心配する弟の微妙な距離感はそれはそれでムフフですが、「今年のアーセナル強いな」ってなにこの突然降って沸いたプレミア好き設定!?。しかもアーセナルって!!。多分守が愛用してるスーツや靴(小物)は英国製で、その流れでイギリスと言えば?→プレミアリーグという安易な発想でしょうが、ちょっと動揺してしまったわ(笑)。