『ミス・パイロット』第2話

いやさぁ、パイロットが自分が乗せる客の顔を具体的にイメージとして持ってるってのは大事なことだと思うし、だからグランドスタッフとして研修を行うことで主人公とその仲間たちが直接客の顔を見て「行ってらっしゃいませ」と送り出し「ありがとう」「行ってきます」という言葉を貰うってな話はアリだと思うんだ。だけどこれはいくらなんでもないだろう。どれぐらいの期間グランドスタッフとして働いてるのかわかんないけど、あくまでも研修だし、その仕事に対する知識もなにもないわけじゃん。それなのに「自分の気持ちが済まないから」って長年グランドスタッフとして働いてる人間の判断を無視して「やってみようよ!」と強引に動いちゃうってそりゃねーだろ。これグランドスタッフにしてみりゃ自分らの職場荒らされたも同然じゃん。
ていうかトイレに寄ったお婆ちゃんは想定外の行動だったわけで、それ以外の乗客はそんなに無理をした風もなく乗り継ぎに間に合ってたじゃん。本来あの時間には仕事を上がってたはずの訓練生たちが全員で対応したから間に合ったってことかもだけど、結果を見れば責任者の菜々緒は散々口にしてた「セカンドベスト」の判断が間違ってたと言われたようなもんじゃん。しかも本来その職種についているわけではない研修生の判断が「ベスト」だったってことじゃん。グランドスタッフだって『プロ』だろうに、これでいいのか?。
ていうか今回一番まずかったのって、菜々緒が既に「搭乗中止で明日に振り替えになる」と案内してるところへ突っ込んでって全く違う案内をし始めたことだと思うのね。あの時点で既に予定が狂ってる客にとって、職員の言ってることが二転三転するってのは一番困るし不安になることだよね。それを堀北ちゃんはやってしまった。これは間に合ったという結果とは別問題だろうに、このドラマでは堀北ちゃんにそのことについて反省させない。結果オーライご満悦で終わっちゃう。それじゃ駄目だと思うんだけど。
それに、前半訓練生たちが地上勤務させられてることで焦りと不安を感じてたけど、研修の中に地上勤務があることぐらい最初から分かってるんじゃないの?。予め研修スケジュールってもんがあるんだろうから期間だって決まってるだろうし、そもそも視聴者からしたら試験に合格してまだそんなに経ってないようにしか見えないわけで、こいつらなにウダウダ言ってんの?としか思えない。この手のドラマでこの印象ってマズいよな。
あとさ、それこそ結婚式とかどうしてもその日その場へ行かなきゃならないってんなら多少無理してでも乗せてあげたいと思うのも納得なんだけど、旅行の場合はそこまでせずとも・・・と思った。そりゃ旅行を楽しみにしてる客にとって予定通りに目的の場所につかないことでガッカリする部分はあるだろうよ。でも仕方ないことってか、それも含めて「旅行の思い出」だと思うんだよね。本来寄るはずのなかった羽田で一泊することで思ってもみなかった経験ができるかもしれないじゃん?。旅行ってそういうもんじゃないのかなぁ。まぁこれは人によって受け取り方感じ方が違うとは思うし、あぼやんみたいな旅行会社の話だったら代替プラン用意して予定が狂った分楽しんでもらおうってな方向に進めるけどこれは航空会社の人間の話だからねってなことではあるけど、でもわたしはそう思うんですよね。それもあって今回の主人公の判断・行動は「ないな」と。
まあフジのお仕事ドラマ☆に対してこんだけ真面目に感想書いてるわたしが一番「ないわ」ってな話なんですけども(笑)。