『リーガルハイ』第2話

あれ?今回の話ガッキー黛いらなくね???。
追い求める理想は違うんだろうけどでも果たしてる役割としては岡田ま羽生が黛のソレを奪う形になっちゃってるけどこれでいいのか???。
と同時に、佐藤隆太が演じた鮎川がまさに堀○のような男であるならば“人タラシ”の部分って少なからずあると思うんだ。詐欺師の素質があると言い換えてもいいけどw。そういう意味では羽生と鮎川は同じ人種なのかなーと。かたや爽やかな魅力で人を惹きつけかたや悪の威力で惹きつける、的な。で、ガチンコ勝負の末古美門は鮎川に勝ったわけで、羽生が古美門に勝てるわけないじゃんという初回の印象を払拭するどころかさらに強める結果でしかなかったわけで、ほんとこれ大丈夫なのだろうか・・・。
まぁ羽生は云わば「かつての黛」であり、そういう存在を出すことによって黛のさらなる成長・変化を描くつもりなのであってそもそも羽生は古美門の敵ではないと、だから今は羽生=かつての黛を描くターンってだけであと1.2話を終えたら今度は黛のターンになるのかなーと2話まで見た今のところは思ったりしてるんだけど、でもあんまりこの考えに自信はないです・・・。
鮎川の目的がマイブームを楽しむことではなく罪滅ぼしだというオチも前作であればもっとどっちか分からない、視聴者の判断に委ねますってな作りにしただろうけど、佐藤隆太を出した時点で後者であることは明らかじゃん。明らかな上に古美門に言わせちゃうとか、なんか今回(今期)は悪い意味で分かりやすすぎる気がするんだよなぁ。このオチ自体は嫌いじゃないんだけど後味として残らないというか。
裁判シーンも印象が薄かった初回と比べれば濃かったけれども濃さの中身が違うんだよなぁ。見たいのは服部さんが何気なく(何気なさを装い)発した一言や黛が見つけてきた材料をとっかかりとして流れを一気にひっくり返す古美門ならではの切り口と弁舌そのものであって、動きじゃないのよ。動きや顔芸はあくまでも弁論を補強するための演出であって欲しい。堺さんが台詞だけで魅せられる人であることは明らかなわけだから。今回は相手(佐藤隆太)のノリに合わせたからこういう演出になったんであって次はまた違う見せ方してくれるって信じてはいるけどー。
てか、裁判の次のマイブームがダイビングってのは佐藤隆太と言えば海猿・・・と思いきや南部ダイバーでしたー!ってなネタだったけど、これやっぱ佐藤隆太クドカンファミリーのイメージがあることにも掛かってるんだろうなぁ。そう考えると本筋には全く関係なかった(笑)ブロガー・イノセントボーイがあまちゃんに出てそうで出てない人ランキングの上位に入るであろう三宅さんだったのも意図的なんだろうけど、力の入れ方が一歩足りないってか、ただのネタキャスティングではなくこのブロガーをなんとかして本筋(オチ)に絡められなかったかなーと思ってしまう。アクセス数稼ぎのために裁判をしたいブロガーも、裁判することで漫画の知名度を上げる目的だった鮎川もやってることは同じという繋がりはあったけど、そのことにもうちょい劇中で意味を持たせてほしかったなと。