『東京バンドワゴン〜下町大家族物語』第1話

キャストが発表になった時点でわたしの頭の中の堀田家(周辺)とは別モンだという心積もりはしてたんだけど、テキヤか大工みたいな紺ちゃんだけはもうちょいなんとかなりませんでしたかよ・・・・・・。この紺ちゃんどっからどう見ても元大学講師の物書きには見えない・・・・・・。
それよりなにより外観はこれでいいとしても(でも藤島ハウスが見当たらないよ・・・?)古本屋とカフェが同じ空間の中にあるって、これいいのか?。このカフェにどれぐらいのフードメニューがあるのかわかんないけど、この間取りだと食べ物の匂いが本に移っちゃうんじゃないのかと。わたしの脳内東京バンドワゴンは母屋を通じて繋がってはいるけど古本屋とカフェはそれぞれ独立してるんですよね。例えば 凹 ←この横棒の部分が母屋で縦棒がそれぞれ古本屋とカフェみたいな感じで。青に会いに来た女性がキレて売り物の本を床にばらまいてたけど、この間取りじゃカフェの方に吹っ飛んでもおかしくないし、そしたらテーブルの飲食物が倒れたりして本を汚すこともありえるよね。そんな環境を本を愛する勘一さんがよしとするわけがないと思うわけで、こんな改装は認めないんじゃないかと。原作好きとしてはこれはちょっと許容範囲を超えるんだけどなぁ・・・。それを言うなら客がいる店の中で我南人と青が喧嘩するのもありえないんだけどさ。
我南人も何でも「LOVEだねぇ」で済ませちゃう人ではあるけどここぞって時に「LOVEだねぇ」を使うからこそのLOVEだねぇであって縁側で猫と戯れながら「ラブだね〜、ラブだね〜」とか連発されるとLOVEだねぇが安売りされてるみたいな気がしてちょっとなぁ・・・だし、ていうかノラポコがいないのはともかくアキとサチまでいないだなんて・・・。物語において特別な役割を果たすわけではないから確かにいなくてもいい要素ではあるかもだけど、でも「アキ」と「サチ」って名前のわんこがいるってのは堀田家を描くにあたりとても重要なことだとわたしは思っているので、これは心底ガッカリ。
・・・とまぁ予想以上にイメージと違うもんでどうしたもんかなぁ・・・と思いながら見てたんだけど、玉置浩二の歌で納得してしまった。納得って言うとニュアンスとしてちょっと違う気もするけど、うーん・・・呑み込める、かな。イメージと合わなくてそうじゃないって思う部分も結構あるけど、玉置浩二の歌も原作の『伝説のロックミュージシャン・我南人』の『歌』とはイメージが違うんだけど、でも全部ひっくるめて呑み込める、そう思った。で、それは原作我南人さんの持つ不可思議なパワーと同じなのかなーと。
でも毎回我南人の歌で〆るわけにはいかないわけで・・・。
そこいらへんも含め、もうちょっと見続けるつもり。
あとそうだ!わたしサチさんと紺ちゃんとの会話というか、サチさんとの関係性を含めて紺ちゃんの立ち位置がとても好きなんだけど、やるなら毎回の定番にするだろうから初回でそれがなかったということはこの設定はナシってことなのかな。