周木 律『眼球館の殺人』

眼球堂の殺人 ~The Book~ (講談社ノベルス)

クローズド・サークルもの+○○館ときたら大好物のはずなのに全然面白くなかった・・・。私が完全なる文系脳であることが多少は関係しているとしても、最初の事件が起きるまでが退屈で退屈で・・・。
ようやく起きた事件も最初のこそ「お？」と思ったもののそれ以降は殺され方にロマンがないし（同じ状態で死んでた2人とかその状況を想像したら間抜けすぎて（笑））、なにより館自体がその仕組み含めときめかない。その独特の形状とやらがピンとこないというか、具体的に想像できないんですよね。まぁ私にその手のセンスがないことは認めますが。
主人公も表紙絵のビジュアルは結構好みなんだけど、盛りに盛られた設定のわりには人間そのものにあんまり魅力を感じないなぁ。
でも今、イマドキこういう作品が世に出るってことは喜ばしいことだし、なんとかそれを支えたいという気持ちはあるので、次も読みます！（もう買いました）。