京極 夏彦『遠野物語remix』

遠野物語remix

遠野物語remix

遠野物語』という書物の存在は知っているものの恥ずかしながら未読の私ですが、京極夏彦に釣られてこの本を手に取りました。
各話の最初に数字があるのですが、察するに遠野物語本編では119話からの物語がその番号の順番で収録されているものを、読みやすいように並び替えた=『remix』ということでいいのでしょうか?。そこに京極さんのこだわりがあると。
まるで抵抗なく、普通に京極さんの作品を読む感じで読み進められたのですが、文章自体は本編と変わりない(京極さん流に書きなおしたわけではない)・・・んですかね?。だとしたら私が思っている以上に京極さんにとって柳田國男という人の存在(影響)は大きいのだろうなぁ。
読みながらとにかく京極さんはこのお仕事楽しくて仕方なかったんだろうなぁ・・・と思っていたのですが、京極さんが楽しいなら私も幸せです(笑)。
で、京極堂シリーズの続きを、そろそろ、なにとぞ、お願いいたしたく!!。