石持 浅海『届け物はまだ手の中に』

届け物はまだ手の中に

届け物はまだ手の中に

復讐モノ・・・でいいのかなぁ?。トリックとか謎解き要素は一切なく、ただ目的を果たそうとする主人公の心中をひたすら描いてて、ちょっと捻りがあるとすればその“目的”にある・・・ってな作品なのですが、主人公とその友人、恩師を殺した男と罪を逃れさせた弁護士ときたらそういうことなのではなかろうか?と最初に思い浮かんだ展開通りで笑ってしまいました。さすがに『その先』までは予想できなかったけど。
まぁあれですよね。ひとことで言ってしまえば男はロマンチストで女はリアリストですよねと(笑)。