『カラマーゾフの兄弟』最終話

洸平くん末松の犯行シーンまでは頑張ってんなーと思えたんだけど、そこからあれよあれよという間に長男に無罪判決がでて離れても(進む道は違っても)俺達は兄弟だENDに笑うしかなかったわ。
末松だって自分たちと血の繋がった兄弟で、結果的には末松のおかげで解放されたってか、末松が親父とともに黒澤家の「闇」とか「悪」とかそういう負の要素を背負って死んでくれたようなものなのに、誰一人末松を「弟」として悼んでやらない三兄弟があくまでも『三兄弟』でなぁ(笑)。
まぁ末松も満と涼のことを結構ボロックソ言ってたからどっこいかもだけどw、殺人の濡れ衣着せられた長男はともかく天使設定らしい三男!せめてお前ぐらいは泣いてやれよと(笑)。
結局さぁ、末松が目を付けたのが勲だったのが末松にとっての不幸だったのかなぁ・・・と思う。勲って三兄弟の中で一番冷静だけど一番冷酷でもあると思うんだよね。末松は勲のソコに魅力を感じたんだとは思うけど、もし「兄さん」と慕った相手が馬鹿だけと弟想いの長男だったら、優しく人の気持ちを思いやることができる三男だったら、もしかしたら自死を選ぶことにはならなかったかなーと。
ていうか小栗さんは末松が文蔵の息子であることを知ってるとばかり思ってたんで(実は小栗さんが末松を操る黒幕だったら面白いのにと思ってましたw)、終わってみれば単なる秘書でしかなかったってんで驚いたw。
でもその単なる秘書が黒澤地所を正式に任されたわけで、夜行観覧車のタナボタ妹夫婦同様庶民大勝利!!(笑)。