『夜行観覧車』第9話

冬の川の中で叫びぶつかり合う母と娘の図ってのは解り合うための手段(キッカケ)として定番ネタではありますが、でも彩花は自暴自棄気分ではあったでしょうが別に死のうとしてたわけではなく『鞄を拾う』という明確な目的があったわけで、いやいやお母さん誤解ですよ(笑)と思ってしまったわたしはやっぱり歪んでるんだろうなぁ^^。だって鞄どうなったんだろ?って気になって気になって^^。
ていうか遠藤家には家族再生の光が見えたっぽいけれど、啓介が凶器を遺棄した『罪』はどうなってんのかと。夫として父親として家族に向き合おうとしてるんだろうけど、自分が明らかに罪、それも法的な罪を犯してることについてどう考えてるんですかと。そこクリアにしてからじゃないと再生もなにもねーだろと思うんだけど。恐らくここは出頭するなりバレるなりした啓介に、真弓と彩花が「この家で待ってるから」とかなんとか言うんだろうけどさ、高橋家の中傷ビラ剥がししてる啓介からは犯した罪について内心葛藤してるような素振りは全く見て取れないもんで、お前だって犯罪の片棒・・・とまでは言わないけど少なからず関わってるくせに、ついでに哲司から借りた1千万を使い込んでて返すあてない(そんな余裕ない)くせに、なに“いいお向かいのおじさん”面してんねんと。
一方、真弓に「何があっても見守っていてください」と思わせぶりなことを言った長男は記者会見でマスコミに対し何らかの爆弾発言をするつもりなのでしょうが、でももう高橋家のニュースって、事件が経過してから1週間以上経ってるんだよね?。その上母親(妻)が逮捕され、行方不明だった次男は警察に出頭し事情聴取されてると。当初は高級住宅地で起きた殺人事件ってことでそれなりに話題になってただろうけど、事件自体は家庭内殺人でしかないわけで、となればその理由(動機)は遺産・保険等の金絡みもしくは肉体的・精神的暴力ってのがド定番なわけで、つまりその程度のことじゃ続報として“弱い”と思うんだよね。つーか現実を見れば次から次へと事件が起きてるわけでさ、まだ次男の行方が分からない中長男が記者会見するってんならともかくこの段階で何を言っても“世間”の関心は薄いんじゃないかなーと。
まぁこれはあくまでもドラマだし、克典が長男に言った「俺が親なら子供には余計な苦労は背負わせたくない」だっけ?、それはつまりこれからの子供の人生のためならば死んだ父親はDV野郎という汚名を着ることも厭わないだろうということなのではないかと思うわけで、だからまぁそういう話になるんだろうけど、でももし良幸が「僕が殺しました」宣言ぶちかましたらとりあえずガッツポーズします(笑)。


でさぁ、高橋家の中傷ビラ、あれだけの人数で数時間かかってやっと綺麗になるぐらいしっかりべったり貼られてたみたいだけど、劇中ではそれをラメポが深夜一人で誰にも見られずに行った、ってことになってるわけですよね?。ラメポの体力と行動力と集中力にあやかりたいわw。