湊 かなえ『母性』

母性

母性

これ何を描きたかったのだろうか。女には2通りの人種があって、それは「母」と「娘」だと。でも子供を産んだからといってその瞬間「娘」が「母」になるわけではなく、親ではあっても「娘」のままでいることを望む女もいると。つまり母性というのは生まれつき備わっているものではなく、その人がどう愛し愛されてきたかによって・・・育まれる?ものであるってな話なのかなぁ。でも結局この物語の中で「母」は母であり娘であるように読めたし、「娘」もまた娘であり母であるように読めた。それが女という「性」ってな話でもないしなぁ。つまり全くわからなかった。