『仮面ライダーウィザード』第10話「国家安全局0課」

タイトルからして木崎さん中心の物語になるであろう予想はしてましたが、まさかここまでガッツリ木崎回だとは!。
木崎さん(国安0課)の立場として『ファントムを敵として認識し、それに対抗しようとしている』ってことが明確にされ、それとともに0課は緑色の魔宝石を所有し、面影堂の店主がそれを指輪に加工できることをも知っていると。またかつて公私共に可愛がってもらっていた先輩の息子である「ナオキ」がゲートであることをも知っていると。
そのことと、ウィザードである晴人を監視してること、「魔法使いだか何だか知らんが、自分だけが人を守れるだなんて思いあがるな」と晴人を、というよりもファントムを体内に宿していることによって魔法という力を使えることを快くは思っていないことを合わせて考えるに、木崎さんはウィザードとは別の方法でファントムと戦う道を模索しているってなところかなー。
で、ナオキの父親は何らかの理由で死亡していて、ナオキはその死の責任が木崎さんにあると思っていると。それは父親の死の状況を木崎さんがナオキに説明してくれないからで、説明してくれない→説明できない→木崎さんのせいだから ってな子供らしい短慮でもって導き出された結論なのではないかと想像しますが、木崎さんが説明しないのはおそらくそれがファントム絡みだからだろうなぁ。もっと言うとゲートである息子を守るために父親が命を落としたんじゃないかと。だからナオキに“本当のこと”を言えないのかなーと。
・・・木崎さんって不器用っぽいじゃん。だからナオキに対して上手いこと言い繕うことなんてできなくて、話をすることから逃げちゃったんじゃないかなぁ。でも先輩から息子を頼むとか託されちゃってさ、そのための力を得るために一般人(おっちゃん)を拉致監禁する形になっても指輪作りを強要してしまったと。
そんでもって次回父親の死の原因が木崎さんではなく自分にあることを知ってしまってナオキ絶望と、そんな感じかなーと予想。
てかひとつ疑問なんだけど、ナオキは秋田にいれば安全なのだろうか?。“国家安全局”というぐらいだから少なくとも日本全域に対してその安全を守るべく存在している組織なんじゃないの?と思うんだけど、でもその上にあるのは警察庁ではなく警視庁なんだよね。つまりその管轄は東京都内に限られる。
現在のところ警察がファントム被害として把握してるケースは全て東京都内で起こっていて(その理由としては本当にワイズマンの下についてるのがメデューサ様とフェニックスさんの2人しかいないから東京都内で手一杯だからとかw)、だから国家安全局0課が警視庁に設置されているし、東京から離れればとりあえず安全だという認識があるのだとしたら木崎さんがナオキを急いで秋田に追い返そうとするのも分かる、か。
それを晴人たちも理解しているらしき描写はないものの“そういうこと”であるならば“ゲートを狙っていたファントムをウィザードが倒したからといってゲートであることに変わりはないから再び狙われることになるのではないか?”ってな疑問に対して、少なくとも海外留学したさとちゃん(ピアニスト)は戻ってこない限り安全ということになるか。


あと木崎さんに指輪作りを依頼された輪島のおっちゃんの「よく知らない人には作らないことにしてる。前にそれで失敗したから」ってな発言は覚えておくべきだよね。その「失敗」が次回明かされるかどうかは分かりませんが、木崎さん以外にも面影堂の主人が『魔力を宿す指輪を作る』ことを知ってる人(知ってる勢力)がいるってことだもんね。
おっちゃんの作った指輪がめぐり巡って晴人が魔法使い(ウィザード)としてファントムと戦うことになってしまったという意味での「失敗」ってこともありえる?とも思ったけど、それだと「よく知らない人」「前にそれで失敗」という言い回しに違和感を覚えるんだよなぁ。おっちゃんの作った指輪がウィザードリングだとしたら、よく知らない人=白い魔法使い、失敗=晴人をウィザードにしてしまった ってなことなわけだよね?。晴人にこういう使命を背負わせてしまったことに責任を感じているとしても、晴人自身はそれを苦にしてる風はないし、その後も晴人のために指輪を作り続けてる以上こういう表現をするかなーと。


フェニックスさん復活の様子はもっとこう・・・肉片が1点にあつまりじわじわと肉体が再構築されていく的な禍々しいものを想像していたのでアッサリすぎて笑ってしまいましたがw、それより前回フェニックスさんにかましたドラゴンビームが今回早くも雑魚兵を一気に殲滅するために使われててちょっと・・・切なかったですw。
ていうか何度でも蘇ってやると闘志メラメラさせるフェニックスさんに「それって何度でもやられるってこと?」とクールに突っ込むメデューサ様素敵!(笑)。