- 作者: 石持浅海
- 出版社/メーカー: 実業之日本社
- 発売日: 2012/09/20
- メディア: 単行本
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・・・ってな設定なんでクローズドサークルの亜流と言っていいのかなぁ?と思うんだけど、集団の素性と警察を介入させられない理由、そのアイディア一発勝負ってな感じで、推理の中身や犯人の動機もちゃんとそこに基づくものではあるもののそれが面白いか?というとそうでもなく、登場人物たちも説明以上の人物像が見えてこないんで誰が殺されようが誰が殺そうが“殺人が起きた”以上の何かを(気持ち的に)持ちようがないし、恐らくどんでん返し的な意図があるのであろうもう一つの“真実”も別段驚くほどではないというか「へー」ってな程度。