本多 孝好『ストレイヤーズ・クロニクル ACT-2』

ストレイヤーズ・クロニクル ACT-2

ストレイヤーズ・クロニクル ACT-2

昴たちもアゲハたちも、そうと望んだわけではないのに誰かの欲望・思惑・都合で強制的に異能を与えられ、なのに彼らは、だからこそ彼女らは、大切な人の笑顔や命を守るためだけに生きる。異能を使う。
それ以外の人間の命を奪うことになっても、命を奪った人間にだって守りたい人守りたいものがあったかもしれないのに、そうとわかった上で躊躇いなく奪うことができる。だってそれは自分たちには関係のないことだから。
よくある設定よくある世界観なんだけど、双方のその痛さと切なさでキリキリするほどの閉じた絆がたまらない。
それと、今回明らかになったロッド違いだという昴たちとアゲハたちの間にある明確な“違い”。それが今後どう展開していくのか楽しみすぎるー!!。