『平清盛』第38回「平家にあらずんば人にあらず」

ついに剛くん時忠たんがこのセリフを言う日がやってまいりました・・・・・・っ!(ふるふるっ)
スタパでも言われてたけど平安ニートだのチンピラだの呼ばれる時忠たんなので宴席かなんかで調子乗ったあげく超ドヤ顔で言い放つのかと思いきや、抑え目に、こう・・・底から絞り出すように言うのが「この男、本気で言ってる!」感をいやがうえにも煽る。時忠が何考えてこんな暴走しちゃってんのかわかんないんだけどさ、多分なんも考えてねーんだろうなぁ(笑)ってか、そういう意味での野心的なものは一切持ってなくってとにかく平家ヒャッハー!状態なんだろうなぁ(笑)という・・・適当な表現が見つからないので「笑える」と書きますが、いい意味で笑えるホラー映像に仕上がってるのは剛くん時忠ならではだと思う。
その一方でもしかしたらちょっと・・・・・・・ほんのちょっと葛藤してる部分があるのかなぁ・・・なんて、清盛を黒い太陽(笑)とするならば、自分の役目はその太陽に雲が掛からないよう吹き散らす風であると自任してはいるものの、このやり方が「正しい」とは決して思ってなくって、でも今のこの平家の栄華のためにはこれぐらいのことをやる必要があって、そしてそういう汚れ仕事は自分の役目だと自分に言い聞かせるための「平家にあらずんば人にあらず」なのかなーとも思ったり。
もっと言うと、時忠たんはこう見えて敏いんで、今が平家栄華の頂点であることを理解してて、つまりこの先に平家が進む道は下り坂であろうことも解ってて、だからこそ自分は今この瞬間の栄華を一日でも長く保ち貪るために働くだけだという刹那感も含んでるのかなーなんて。そんなことを思わせる「平家にあらずんば人にあらず」だった。
まぁ見事なまでにテロップかぶってたけどな!!(笑)。
それにしても剛くんほんっっっっっっっとに雰囲気と色気ある役者になったよなー!(←誇らしげ)。
つーか清盛はそれっぽいことを仄めかしただけで、なにも身寄りもなく食うや食わずの子供たちを集めて反抗者狩りをさせろと言ったわけじゃないわけで、つまり子供たちに揃ってああいう恰好をさせああいうやり方で脅しまくるってのは時忠たんのアイディアということになるのではないかと思うわけで・・・・・・やだちょっともうっ・・・変態チック☆。


で、今回の清盛の野心=徳子入内を巡るやりとりはまぁいつも通りの腹の探り合いではあったけど、この世で一番大きい己の野心を喰らってやろうと言ったからには後白河上皇は入内を認めなきゃならないだろうし、その上で清盛の野望ごと自らが取り込んでみせようぞという後白河上皇に対し清盛はそれなら腹破って出てくるだけだと、言ってることがただの喩えではなく実際の二人の関係性をダイレクトに言い表してて見応えはあった。
ってなわけで徳子が入内したわけですが、千葉ちゃん高倉帝はほほ笑んで徳子の手を取るあの一瞬だけでタラシなのが分かるわよっ!!あんな可愛い顔して女喰いまくりとか漲りますな!!w。


五条大橋での義経遮那王)と弁慶(鬼若)の出会いはあれ一応偶然・・・なんだろうけど、鬼若のこれまでを見てきたものとしては長年に渡る源氏ストーキングの末ついに本命キタ━━━━━━\(゜∀゜)/━━━━━━ !!!!!ってな感じにしか見えんw。