『仮面ライダーウィザード』第4話「人形とピアニスト」

見続けていればおのずと解るからと何の説明もなく一方的に物語が進んでいくのもどうかと思うけど、ここまでサクサクといろんな説明がなされるのもどうかと思うってか、こんなにテンポよく「これはそういう設定なんですよー」ってことを見せちゃって作劇的に大丈夫なんだろうか・・・と心配になってきたような(笑)。まぁ本来子供向け番組なわけだから分かりやすいことに越したことはないってかそれが当然とは言えるでしょうし、見せてるのはまだ「設定」段階であってここから先、なぜそうなってしまったのか?とか、そうであるからどうなっていくのかとか、その設定を掘り下げ広げる話が待ってるのでしょうが、なんかやたらと親切設計な感じがするのよねぇ。いや別にそれはそれでいいんだけど。
ってなわけで、今回は謎の少女、コヨミが「人形」であることが明らかに。
ファントム探索のための“相棒”ならば別に人間態でなくとも構わないと思うわけで、例えば(いくつか共通点があるからかよく名前を見かける)まどマギキュウべえとかさ、キバのキバットとかさ、そういうマスコット的なものに“魔力を注入”することでその役目を担わせてもいいだろうに、そこであえて「人間の少女態」にした理由はなんなのか?(平成2期は「相棒は人外」という縛りがあるのかもですが)。BLEACHの義骸じゃないけど“器”として予めそれ用人形が作られているのか、それとも何らかの理由で生命(魂)を失ってしまった人間を言い方悪いけど“使ってる”のだろうか?。
最初からそれ用に作られた人形であるならば「あいつの全てを受け入れた」とは言わないと思うわけで、てことは後者なのかなと思うわけで、だとしたらコヨミの生命が失われたのは恐らく晴人が魔法使いとして覚醒した前回サバト時だろうと想像できるわけで、ファントムを生み出して死んだゲート、絶望に負けずファントムを自らの内に抑え込み魔法使いになる資格を得た晴人とここまでは解るけど、コヨミはどういうケースなのか。ファントムを生み出したのか出してないのか、それともゲートですらない普通の人間が巻き込まれてしまった結果なのか、ていうかぶっちゃけ死体を魔力で動かしてるってことじゃねーの!?晴人「間に合ってよかった」って言ってたし、魔力が身体機能の維持にどう影響してるのかはわかんないけど間に合わなかったら文字通りの死体になってしまうのではないのか・・・!?。だとしたらこれまたハードな設定だな・・・。
ていうか朝っぱらから「こういうのはマメにやっといたほうがいいんだよ」とコヨミに魔力注入する晴人さんですが、ちょっと思ったんだけどさ、魔力注入ってベルト装着してる状態じゃないとダメなんかな?(笑)。ベルト=晴人の体内に蓄積されてる魔力の出口ってか解放口みたいなもんなんだろうから身体に接着してないとダメなんだろうなーとは思うんだけど、例えば晴人の手の平にベルトを乗せそこにコヨミがタッチじゃダメなんだろうかと(笑)。少女の手を取り自らの下腹部に誘導しあてさせるってのがどうにもこうにもw。だって凜子だってちょっと「見てはならないものを見てしまった!!」ってな感じっぽかったじゃんw。コヨミがあんまり乗り気じゃなかったのは晴人から魔力をもらうことに負い目ってか引け目ってか、自分に魔力を分け与えることが晴人の負担になってると思ってるからなんだろうけど、あの行為の体勢が若干気まずいからってことも多少はあるんじゃないかと思うんだけどw。
ってなわけでもう一つ投下された「魔力切れ」設定!!。これ燃える!!!。
今回は予期せぬコヨミへの注入×2回だったせいで、普段はそうそう魔力切れになるようなことはないんだろうけど、後半登場するであろう上位フォームになるためには当然必要な魔力量は増すんだろうし、時間制限(回数制限)付きになるにせよ晴人の魔力増強イベントがあるにせよ、なんにしてもこれ楽しみだわー!。どうかこの設定を上手いこと使ってくれますように!。
てか晴人自身の魔力の供給源ってなんなんだろうね?。体内で自動(自然)生成だとしたらある程度時間がたてば回復するんだろうけど、ここで気になるのがドーナツ好き設定ですよね・・・。魔力の源がドーナツだったらどうしよう(笑)。そしたら常にあのオカマ屋台晴人にくっついて回ればいいじゃんってことになってしまう。いや、くっついて回らずとも瞬平あたりに常にドーナツ持たせておいてプリーズで魔法陣から取り出せばいいだけか(笑)。
ていうか瞬平と凜子がダブルでうろちょろしてるのはちょっと目障り耳障りかなぁ・・・・・・。今回凜子はゲートを保護したり逃げたファントムの行方を追うために国家権力使って聞き込みしたりと晴人のサポートとして、瞬平はメデューサ様にコヨミが襲われたことを晴人に伝える役目としてちゃんと役割分担ってかそれぞれ存在価値があるとは思えたけど、それでも晴人の周りを二人揃ってうろちょろされてるとなんか画面がウザイのよね。つーか瞬平はともかく凜子は警察の仕事どうなってんだよと。朝食の時間に「近くまで来たから」と面影堂に来てたけど、仕事で近くまで来たならば仕事に戻れよって話だし、近くに来たと適当な理由付けして晴人に会いに来たならそのまま晴人の後を追いかけ一緒にゲートの警護しようとしてたのはあれ完全に仕事でもなんでもない個人的な行動ってことでしょ?。それってどうなん?と思うよねぇ。一般人ではなく警察という立場なわけだし、凜子はもっと違う方向からファントムとウィザードの戦いに関わらせるべきだと思うんだけどなー。
瞬平は壺割ったり池ポチャしたり全力でウザイけどまぁ晴人のカッコよさを引き立てるためだと思って我慢する。ウザイけど。


てかコヨミへの魔力注入場面の晴人がマジわたし好みでどうしたら!!
乗り気じゃないコヨミを
「んっ(こっち来て)」
って呼んで手をつかんで
「んっ(ほらベルトにあてて)」
って、この「んっ」が抜群にイイのよ!!!!!
はっきりとした言葉にしないで「んっ」で相手を従わせるこの日常感と距離感!そして純粋に「んっ」の言い方がタマラーーーーーーーーーーーーッン!!!
これきださんの脚本上そうなってるのか諸田監督の演出によるものなのか、それから白石くん自身の魅力ってか持ち技(笑)なのか超気になるんですけど!!!!!。
そんな晴人が次回さとちゃん(今回のゲート)にエンゲージリングを嵌めるわけですね!?うひょおおおおおおおおおおおおおおお!!。
でもピアニストの指にあのでっかい指輪嵌めるとか嫌がらせ以外のナニモノでもないような^^。
てか今回はどう絶望させるのかちょっと読めないなー。物理的にピアノを弾けなくなれば現状から逃げられると思ってるピアニスト(殿が演じた某ビーチャイを思い出したw)をあの性格のケットシーさんがどう絶望まで追い込むのだろうか。
思いのほかナイスキャラなケットシーさんはこれメデューサ様にファントム生み出せよと焚きつけられなかったら別に人を襲ったりせず毎日面白楽しく暮らしてるんじゃないかと思うわけでw、そういう意味では“悪人じゃないファントム”もいるのかなーなんて。と同時にこれだけ陽気であればそうそう絶望することもないだろうなーとも思うわけで、そういう人間をも“強制的に”絶望させるサバトはやっぱり非道だよなーと。


ていうか、ウォーター強すぎ(笑)。