『特命戦隊 ゴーバスターズ』Mission29「亜空間への突入!」

展開的には熱いんだけど、なんか気がついたら亜空間に乗り込めちゃってて、しかもあれだけ重力がどーのこーのと特訓してたってのに(してた様子はなかったけどしてたのだろうと脳内補完・・・)中和装置なんてもののおかげでようやく突入した亜空間だってのに見た目も環境もこっちと変わらない普通の世界になっちゃったもんだから拍子抜け感は否めません・・・。
初めて触手以外のマイ武器?出した本気モードのエンター様はカッコよくはあったけど、メット破壊されたヒロムとエンター様のガチバトルは迫力あったけど、あれだけ何がなんでも亜空間に行かせるわけにはいかないと上着脱いだにも関わらずレッドバスターにトドメ刺さずに背を向けるし、ゴーバスターズの基地内の中心部まで追い詰めたってのに転送阻止できなかったからって基地そのままにして亜空間に行っちゃうとか詰め甘すぎだろう。
エスケイプ姐さんに至っては大層な武器持ってるくせに面白くないから撃たないってアホかと。目の前にいるやつらあんたの大好きなパパを倒すために亜空間に乗り込むっつってんだから面白いも面白くないもねーだろと。そういう性格ってか嗜好の持ち主であることは承知してるけど、いつもとは状況が違うわけじゃん。全力でムキになれとは言わないけどもうちょい“いつもとは違う”風に見せてもよかったんじゃないかなー。
ていうか特命部はヒロムたち以外に戦闘要員いないんですか?。基地襲われたこともあるしメタロイドに司令室まで潜入されたこともあるわけでさ、万が一に備えてせめてバグラーぐらいは相手にできる、倒せずともヒロムたちが来るまで守り切れるだけの装備を身に着けた戦闘要員ぐらいいてしかるべきじゃないですか?と思うんだけど。
エスケイプ姐さんのゴク・マゴクで第2ゲートだっけ?扉が破られる→扉の向こうには対ヴァグラス用の戦闘員たち→必死で抵抗するも格納庫まで押し込まれる→最後の抵抗を試みるも力尽きそうになる戦闘員たち→もうだめだと思ったら、整備員たちも銃を持って立ち向かう→司令たちもキター! とかさ、それぐらいしてくれてもいいんじゃねーかってか、それぐらいしないとこのミッションの重要さが伝わらないと思うんだけど。
だってエネトロンはいくらあっても困らないわけじゃん?。メサイアさんがなんか不穏な動きしてるからと亜空間に行くのはいいとしてももしその間メタロイド出現→メガゾード転送開始ってなことになったらどうなるのと。取られ放題じゃねーかと。亜空間行きに限らずなんらかの理由でゴーバスターズがヴァグラス対応できないことは考えられる。ていうか考えなくちゃならない。作劇としてそういう展開にならないことはわかってるけどでも劇中でそんな保証があるわけないじゃん?。こういう世界観、こういう設定なんだから。それなのにゴーバスターズ以外の戦闘員がいないって、ほんと今更ではあるんだけどつくづくこの特命部がこの世界でどれほどの役割を担ってるのか理解に苦しむ。
森下くんと仲村さんが戦いながらもカウントダウンしてたりヒロムの代替スーツを転送してたりするのは確かにかっこいいんだけど、でもわたしは各部署の人がそれぞれの仕事を全うしてる方がかっこいいと思うんだよね。どれだけの危機であっても司令部は司令部にいて自分の仕事をし続ける。その姿に燃えるしそれがあるからこそ“司令たちも銃を持って戦う”ことに意味があるんだと思う。司令以下後方支援スタッフが一同敬礼で見送るのは燃えたけどよー、あと一歩足りないんだよおおおおおおおお!。
つーかエンター様が最後に狙ったあのしょぼい転送装置のカウントダウンがゼロになると同時にロボが亜空間転送されるのかと思いきや、ゼロになる→レッドバスターが頭上のボタンポチポチする→格納庫が開く→いってきまーす って見せ方もどうなんよと・・・。
一番なんだかなーって思ったのは陣先輩の「亜空間で誰とも会ったことはないってのは嘘だった」「そう言えと桜田センター長に指示された」ってな発言ね(笑)。先輩が何か隠してるってか知ってることを全部話してるわけじゃないってのは明白だったけど、それにしたって「実は嘘ついてました」「そう言えと言われたんで」ってそれでいいのかと(笑)。てかなんでもかんでも“実は開発してました”状態で、気が付いたら先輩寿司屋以上の便利キャラになってね?。亜空間からこっちに来た時点で“そのつもりで(それを目的として)”いたってな設定があるから辛うじて「こんなこともあろうかと」にならずに済んでるけどさ、実質それと変わんないよねぇ。ゴーバスって骨格は悪くないと思うんだけど肉付けの仕方が悪いってか足りなくてほんと歯がゆい。


ヒロムのピンチを救い「お前の13年は俺の13年だ」といい声で言うニックと、それ聞いてちょっとびっくりした(?)あと涙目で頷くヒロムはすごく良かった。
予告でボロ泣きしてたね・・・。ヒロムがあれだけ泣くとなるとその理由は両親しかありえないと思うわけで、両親以下センターの人たちは残念ながらもう肉体を持っておらずデータという形で生存してて、“創造する者”たちとしてメサイアさんと繋がっているためにメサイアさんをシャットアウトすると自動的に両親たちもシャットアウト、つまり消滅してしまうと。でもヒロムはメサイアさんをシャットアウトすることを選び、泣きながらシャットダウン完了と、そんな感じかなぁ。
ていうかメサイアさん・・・・・・実体化したらアレかよ・・・・・・・・・。