『息もできない夏』第9話

最大の見所だった恐怖のパーティがちょっと拍子抜けってか母親が最初からフルスロットルすぎるがためにあっという間に終わってしまった感が・・・。もうちょっとこう、ジワジワとだな(笑)。
てかこの母親って、玲に向けてる感情は嫉妬だとは思うんだけどそれは女としての嫉妬なのかなぁ?。確かに玲は可愛いんだろうけど、でもまだ未成年じゃん?。自覚してるにせよしてないにせよ樹山さんの中に“そういう気持ち”があることに女のカンで気付いたのだとしたら嫉妬メラメラするかもだけど、多分今の段階での樹山さんは関わりを持ってしまった玲のため純粋に力になってあげたいと思ってるだけだと思うんだよね。恋心に発展するとしたら「もう会いません」と言われた“これから”だと思う。
とすると母親のあの常軌を逸した言動は玲を“女”としてみているからではなく、“樹山さんが気にしてる”からなんじゃないかなーと。樹山さんは自分と息子のことだけ考えて尽くしていればいい、それでこそ贖罪だと思ってて、つまり樹山さんは自分たちの奴隷だぐらいのつもりでいたのに、最近 谷崎玲とか言う小娘>自分たち になってるもんだから、樹山さんは私達のことだけ見てればいいんだからあんたちょっとどっか行きなさいよアピするための“うちの人発言”であり“幸せな家族生活を見せつけなきゃ”だったのかなーと。
・・・と思ってたんだけど、辞去した玲を追いかけようとする樹山さんが母親に向かって「俺達はそういうのじゃないだろ」って言ったよねぇ?。この『そういうの』ってのはもしかして『夫婦』って意味なの??。
・・・と思ってたら玲も樹山さんと同居してる母子をあんなの家族じゃねーとか偉そうに言いまくったところで「もう会いません」ってさぁ、これってやっぱ『男女の話』なのか??。樹山さんはともかく玲は完全に“家族はいないと思ってた樹山さん”が実はめんどくさいコブ付き女と擬似家族ごっこしてると知り、そういうことならもう会わないとと言ったように聞こえたんだけど。戸籍作りのためにアドバイスに乗ってもらってる親切な役所の人だというつもりでいたならば樹山さんのプライベートと自分の目的は全く関係ない以上会うとか会わないとか、助けてくれっつったの忘れてくれとかそういう話にはならんでしょ?。
そして一番問題ってか疑問なのは“樹山さんの気持ち”がわかんねーってことだよねぇ。
今回で明らかになったことは、
まず樹山さんが書いた記事によってこの母子の夫であり父親が自殺したと。そこで金持って詫びにいったら激しく拒絶されたもののタイミング良く(悪く?)息子が腹痛を訴えたんで近所の病院まで担いで走ったと。そこで小児科医がいないと渋る病院に強く言ってくれたおかげで息子は大事に至らなかったと。
ここまでだよね?。ここまでは理解できるし、早く連れてきてくれたことが大事に至らなかった理由だという医者の言葉を聞いた母親が樹山さんに視線を向けてたからまぁそこで感謝の念が芽生えて態度が軟化したんだろうなという想像もできる。
でもそこから現在のあの「奇妙な同居関係」になってる理由がわかんねーんだよ(笑)。そこすっ飛ばすんじゃねーよ(笑)。
あの流れならば夫を亡くした不安と憎しみから不安定になってた母親が、息子の命を救ってくれた樹山さんに愛憎入り混じった感情を抱き「息子を救ったからには成長を見守る責任がある」とかなんとかこじつけて同居を要求し、贖罪の気持ちから樹山さんもそれを受けた・・・みたいな感じ?という想像はできるものの、だとしたら樹山さんはあんなにつめたく「そういうのじゃないだろ」なんて言えないと思うの。つーかそういうのじゃないならばじゃあどういうのなんだよと(笑)。つーか肝心の“人ひとり自殺に追い込んだ樹山が描いた記事の内容”を教えろよと(笑)。
まぁ予告で玲と母親が喋ってる映像があったんで、そこいらへんは次回触れられるとは思う・・・・・・・・・んだけど、このドラマ普通じゃねーからあのシーンでまた斜め上会話が繰り広げられるかもしれません(笑)。
あー!予告と言えばボンボンさんの「同性愛者なんだ」発言があったんだ!!。化粧しながら横目で見てたところにそんな単語が飛び出したもんだから慌てて3度巻き戻しして確認しましたがw、はっきりとは聞き取れなかったものの「俺の母親は同性愛者なんだ」。「だから父親が誰かわからない」って言ったように聞こえた。えーっとつまりボンボンさんの母親は異性と性交を行っておらず、医療技術によって妊娠したと。だから精子の提供者はいるものの“父親”は最初からいないと、そういうことなのだろうか。それと出生届を出さなかった=無戸籍である現状が即繋がるわけじゃないけど。
・・・ものすごい想像をするならばボンボン母とその恋人は娘が出来ることに賭けて人工授精を試みたけれど生まれたのは異性=息子だったんで捨てた・・・とかね^^。
なんにせよRIKIYAさんは玲なんかじゃなくボンボンさんのことを記事にすべきだったと思うぜ?。「無戸籍児の母親がその父親を刺殺?」よりも「無戸籍児の母親は同性愛者!!」の方が断然インパクトあるだろ。しかもその無戸籍児は同性相手に売りセンやって生計成り立たせてるってんだから。


今回一番つっこんだのはあのバースデーケーキですよ(笑)。てっきり店の定番ってかカタログみたいなものがあって、その中から選んだものを「谷崎さんに作ってもらう」のかと思いきや、デザインから考え何度も試作を重ねてる時点でどんだけ経費掛かってんだよ!?(それ幾らで売るんだよ!?)なんだけど、その結果出来たのがアレって(笑)。いや、あのケーキ自体は可愛い・・・・・・・とは思うの。結果的に食べるときに動物の顔カットすることになるわけだから悪趣味な気がしなくもないけどまぁ可愛いとは思う。貰ったら嬉しいかもしれない。でも小学校低学年男子のバースデーケーキとしては果たしてどうかと。基本子供、それも男児はもっとフルーツとか動物の飾り物とかそういうのがゴッテゴテ乗ってるザ・ケーキ!みたいなほうが好きだろうと思うし、なによりもだってあれロウソク立て難いだろ!!。誕生日を迎える子供がクマ好きで、ぜひクマのケーキを作ってくれと言われたならば納得だけど、ケーキ配達したら樹山さんの(擬似)嫁でビックリ!してたから玲は依頼人と一度も顔合わせて打ち合わせしてないってことだろ?。まぁ電話でクマデザインでよろしくとか言われたのかもだけど、だったらデザイン画描いてるときにでも玲の口から一言「クマが好きらしいから」と言わせればこのケーキに違和感覚えなくて済むのに。ま、このおかしなドラマの中では些細なことってか、このドラマらしいケーキと言えなくもないんですけどねw。