誉田 哲也『あなたが愛した記憶』

あなたが愛した記憶

あなたが愛した記憶

猟奇殺人犯を追う警察視点と、逮捕された猟奇殺人犯の弁護を担う国選弁護人の視点。警察サイドは事件発生から逮捕までを真っ直ぐに、弁護士サイドはそれを逆から辿るような感じで異なる時系列(時間軸)で犯人が犯行に至った動機、その背景にあるもの等を描くミステリーかと思いきや、飯田譲治のアナザヘブンばりの・・・・・・トンデモ話であった(笑)。
今多分業界的に「誉田作品映像化ブーム」がきてると思うんだけど(よくも悪くも普段あまり本を読まない層にも届くキャッチーさがあるから)、これを映像化するとしたら芦田プロあたりが主役になるんだろうなぁ・・・って思った瞬間、じゃあ曽根崎はトヨエツでいいじゃんと現在放送中の誰得ドラマで想像したら結構ハマってしまったぞ。民代がいないけど。