『青学VS立海』@TOKYO DOME CITY HALL

わたしにとって関東大会決勝・対立海戦というのは特別な位置づけで、わたしのテニミュ観劇史上というだけでなく今のわたしがあるのは1stの関東立海戦のせい(「おかげ」ではなく「せい」と言いたい!)ってぐらい特別なもので、だから2ndに入って一番、いやこれまでの公演とは比べものにならないぐらいの複雑な気持ち・・・・・・でした。もちろん演出(ダンス)やアレンジの違いはあるけどそれでもやっぱり思い出してしまうというか、逆に思い入れがありすぎるがためにそのアレンジにものすごい違和感を覚えたりして、そういう風に思っても仕方ないってか思うだけ損だってことは充分わかってるつもりではいるのにそれでもやっぱりそれは●●の曲なのにー!とか思ってしまって、まぁ・・・そんな感じです。
それはそれ、これはこれって思えたらいいんだけどね!。
ていうかやっぱその思い入れ具合の差、なんだよねぇ。全然大丈夫!むしろ今回のほうがいいよね!って思った試合・場面は結構あったのよ(笑)。だけどペテン師はムリ!勝ちに執着する男はどうしてもムーーーーーーリーーーーーーーーーーーーー!!!!!ムリっていうか認めるわけにはいかないの(ついでに這い上がれ海堂もムリw。これは前二つとは若干違う意味でムリw)。


あといっちばんハァ!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?って思ったのはサエさんじゃない人が危険なゲームをソロで歌ってたことね。ハァ!?なに歌っちゃってんのおめーまっっっっったくかんけーねーから!!!っておもった。
でも今回六角の扱いは気の毒だなぁ・・・。10分休憩を2回挟んだ3幕構成の3時間越えでありながら潮干狩り入れる余地がまったくないほど内容ギッチギチで、正直六角が舞台上に立つ必要性ってのはズバリ「色味」でしかないんだよね。もしくは見映えとしての「人数あわせ」でしかない。だって明確な日替わり担当ですらないんだよ!?青学の決勝戦の相手・立海のDVDをなぜか六角が見るという微妙な改変をしてまで出番作らなきゃならないほどなんだよ!?。さすがにこれは気の毒すぎる。
あ!あと気の毒の種類が違うんだけど、真田の風林火山が斜め上方向にバージョンアップしててね、その相手として六角がまさに「色味」として配置されてるわけですよ。ああ、うん、斬られてるんですね^^的な感じでw、あれよあれ、モブ兵扱いw。六角オタはこれはこれで楽しいってかむしろ初めての価値観・・・っ!!ってな感じで喜んでらっしゃるのかもしれませんが、ていうか斬られる六角自体も結構楽しそうではあるっぽいんだけどw、俺的には今回の六角にはこころからの「夏の長期公演でモチベ保つの難しいでしょうが力を合わせてがんばってくださいね・・・?」を送りたい。
がしかし!
だからといってサエさんではない人が危険なゲームを歌う理由にはなりませんけどね!!。


立海はまぁ、全体的には思ったよりは動けてるし歌えてるってな印象かなぁ。氷帝ほど「ねーよ(笑)」とは思わなかった。相変わらず既存曲のアレンジ微妙すぎだけど。歌演技ともに突出して下手なのもいなけりゃ柱となる人もいないから今回の立海を一言で表現すると『団子』。シルエットも小作り。まぁ1stの関東立海が神レベルのシルエットだったからそれと比べるとってことだけど。
あと顔面も・・・・・・わたしの好みはいないので立海ピギャー!とはなれないわ。1st時は双眼鏡で見なければならない人が多すぎて常時装着終了後眼球疲労パネエって感じだったんでこれについては考えようによっては悪いことではないんだけど^^。
個別一言感想を述べるならば・・・
D2(ブン太・ジャッカル)はみんなどことなく前任者の影を追いがちの中自分なりのブン太でありジャッカルを作れそう(作ろうとしてそう)ではあるかな。特にブン太の「どう?天才的?」の言い方とかセリフ回しはいいと思う。あとブラショも上手くはないけど歯切れよく歌えてはいるからいいBGMになってると思う。あとは・・・・・・あれか、ペテン師でのウサ耳ってかバニー耳か。あれ何を意図してんのかサッパリなんですが(まぁ・・・・・・仁王のイリュージョンってか手品のアシスタント=バニーガール的な意味合いなのでしょうが)、れんれんのバニー耳が見たかったです(キッパリ)。
D1(仁王・柳生)は・・・・・・・・・・・・・・・えっとねぇ・・・・・・・・・もし、もしも1stのD1があの二人じゃなかったら、わたしはきっと仁王の子に甘喰いつきしてたとおもいます(笑)。原作で別段仁王好きというわけではないんだけど、2.5次元になるとついついあの銀髪ヅラを目で追ってしまうこの不思議(笑)。ベンチでジャージ肩にかけてる仁王ちょっとカッコいい(笑)。でも制服姿の仁王を双眼鏡で見ようとは思わない。自分でもこのラインの基準がわかんないけど(笑)。
つーか仁王と柳生って・・・・・・・・・入れ替わってたほうがよくね??^^。純粋に見た目としてもそうだけど、中身柳生の仁王がものすごく適当っぽいというか、掴みどころがない感じが出てて結構いいなと思ったんだけど。てか1stの仁王と柳生はどっちもそれこそねーよ(笑)ってか本来の姿に戻った瞬間のキッタアアアアアアアアアアアアアアアアア!!感が凄まじかったんだけど(特に馬場さんのジェントル!襟立てんのが格好よすぎてリアルにオウェッ!って吐きそうになった思い出がw)、今回は「ああ・・・ふぅん、ていうか入れ替わってたんだ?」って感じ^^。
仁王の子はさすがにあの声&癖のあるセリフ回しは真似しようと思ってもできないだろうし(そもそもあれは独自解釈すぎるので真似する必要皆無なんだけど)、試合中の動きなんかも全然違うんだけどさ、ギリギリの踊り方がガウチを意識してるっぽくてちょっとぼんやりしてしまいました。仁王の子が悪いってかどうこうってんでなく、ああ・・・・・・・・・・・・これをガウチが踊ってたんだよなぁ・・・というノスタルジックぼんやりね。
あ!!でもカテコの時に背中会わせでWレーザービームやった28にはヒンギャアアアアアアアアアアアアアアア!!ってなったんだった(笑)。俺ほんと激安女(笑)。
れんじせんぱいは試合中の説明台詞がんばろう!でも健斗よりはぜんぜんマシだお!(ビジュアル差すげーけど)
赤也はいい!。今回の立海で一番(ていうかいまんとこ唯一)「いいね!」と思うのは断然赤也です。元気ほど邪悪ではなく、西村くんほど可愛くない、ちょうどいい赤也だと思う。元気ほど暑苦しく叫びわめくわけでなく、でもちゃんと生意気っぽい。
てか初日に結構いいところでいきなり片方の靴が脱げちゃったんだけど(負けることの許されない王者に入る前だっけ?)、一切動揺する素振りなく、それどころかやや「イラッ」とした素振りで袖に向かって靴ぶん投げて(履きなおそうとするのではなく即裸足を選んだ)!!それがめっちゃ気の強そうな感じでマジ赤也!!!!!!とテンション一気に上がったわー!。これがさ、そこそこ公演に慣れたあたりだったらまだわかるんだけど初日だからほんとピギャったよねw。
でも次に見た時はダンスで1人明らかにテンポがズレてるってか、最初にツーテンポぐらい遅れたのを曲の最後まで引きずり続けてたりもしてんだよねぇ。なので靴ぶん投げるようなメンタルはそのままで、でもミスがなくなれば結構いい赤也になるんじゃないかなーと思う・・・んだけど・・・・・・・・・(冷静に感想打ってるうちにやや不安になってきたw)。
あとだから勝つのは俺だ(僕だ)ってとこ、完全に不二の「僕だ」の方がデカイんでそこだけでも不二に負けんなと思う。
幸村はよくわからん^^。比較対象が王子だからこんなもんでも充分と思えるけど多分単品としてみたらまがおになるレベルかもしれないし^^。ていうか幸村パート全部一瞬気が遠くなってあんまり覚えてない^^。
真田はミスターテニミュと呼ばれてるらしい人の後任だからそれはそれはプレッシャーがはんぱないでしょうが、立海の中にいればまぁ真田かなと思える・・・かな。でも後述するけど今回小越くんリョーマが凄まじすぎて、対リョーマ戦の真田は完全に気圧されてる感じなんだよねぇ。これに関してはそれこそ『培ってきた実績』があるわけだから真田を責めるのは酷ってもんだし、これからどんどん真田らしさを身につけていってくれればいいなとも思うんだけど、でも繰り返すけど今回の小越リョーマはちょっと尋常じゃないレベルなんでちょっとやそっとの頑張りじゃリョーマの前に立ちはだかる「皇帝」として存在感は出せない・・・だろうなぁ。
でもニュー風林火山はとても・・・・・・・・・・・・・・・いいと思います(笑)。真田役云々関係なく演出が素晴らしいと思います(笑)。多分位置づけ的には前回の跡部風呂的なソレだと思うんだけど、これはまさにテニミュでしかできない演出って感じで最高すぎる。真田もはやラケット持ってないからね(笑)。


ってなわけで小越リョーマですけども。これはもうすごい以外の言葉はないね。演技ダンス動き歌全部気迫漲りすぎてちょっと怖いぐらいだもん。わたしとにかく3代目が好きで、ドーリ以外、奨悟にすらSAMURAI歌ってほしくない!!って思ってたぐらいなんだけど(ドリライでのメドレーには喉嗄れるほどピギャりましたがねw)、これまでリョーマに関しては1st時代の曲をムリにアレンジしてたような印象なんだけど今回はまんま、多分テンポ以外はアレンジ無しなんじゃないかと思うのだけど、それなのに、いや、だからこそ、小越リョーマのSAMURAIが素晴らしすぎて震えます。魂揺さぶられます。本物のSAMURAIキタアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!ってドリ厨の妹と親指立てあったぐらいw。帽子とっても残念じゃない、むしろ帽子とったほうが鋭さが増すリョーマだなんてリアルすぎてマジ泣ける。
それからゴールデンは今回も絶好調でキラッキラ。もう大石のテリトリーから復活!ゴールデンペアの流れが爽やか可愛いカッコよすぎて毎回泣く。もうなんだかわかんない涙がダラダラ出る。6代目ゴールデンに対して感じるこの安心感と高揚感はなんなんだろうなぁ。演技ダンス動き歌全部素晴らしい小越リョーマの安定感と比べたら全ての要素においてけっして上手いとは言えないと思うのに、それなのに6代目ゴールデンに不安は一切ないし、それどころかもう見てるだけでニコニコしちゃうし幸せな気持ちになれちゃうんだよなぁ。そして何がいいかって、わたしが歴代で最も好きな小関くんの英二先輩は平牧くんの大石がいてこそだってのが頭でなく気持ちで解るところなのよね。ダンスはともかく歌も動きながらの発声も全然ダメだった小関くんが平牧くんの支えによってこのレベルまできたというその事実。平牧くんに支えてもらうことに対して遠慮みたいなものは一切せず常に堂々としてる(っぽい)小関くんのそのいい意味での図々しさ。そういうのがほんとわたしが思うゴールデンそのものなんだよね。
個人的にちょいちょいひっかかるところはありはするけど青学全体はもう『さすが』の出来。まさに卒業公演、これまでの集大成という感じで、特にダンスがすげーのなんのって。このレベルでここまで揃えられたらもう言うことないよね。きっと稽古中から「最後だから」って想いでやってきてるからこそのこの出来この気迫だとは思うんだけど、こんなにもカッコいい青学見せられちゃうと卒業するの惜しいなって、勿体無いなって思ってしまう・・・。わたし基本青学は“そういうもの”だという意識でいるのでこれまで卒業という制度に対してヤダヤダ><とか思ったことはないんだけど(もう相葉っちの不二先輩が見られないだなんて辛いよー><とか、もう不二先輩姿の姐が見られないとか地獄だよー><とかは思いまくったけど)(あれ?俺不二先輩好きなのか??w)、6代目に関してはまるっと「代」ごと惜しいなぁと感じてしまう。ていうかこの代で全国大会優勝まで駆け上がる様が見たいと思ってしまう。
でもまぁそういう気持ちもまた公演のスパイス・・・・・・・・・なんだろうなぁ。


しかしやっぱ関東立海戦はおもしろいね。選手が入れ替わってるとか頭にボールあたって目が見えなくなるとかトンデモ要素はあるにはあるけどそれでもちゃんとテニスしてるし、博士と教授の関係性とか、幸村の手術に間に合わせるという立海側の事情とか、手塚という精神的支柱を欠いた青学の今までとは違う“一体感”とか、一番見応えあるのは関東立海戦だと思う。
そう思うとこの試合で卒業できる6代目は幸せかもなぁ・・・(まぁ手塚はアレだけど)。


・・・って、ハッ!?英二先輩だいすきってことをメモ書き程度にちょっとばっかり書き残しておこうと思っただけなのに結構な長さ書いてしまったわ・・・。だってテニスって・・・・・・楽しいじゃん!。