『東野圭吾ミステリーズ』「さよならコーチ」

この物語における「さよなら、コーチ」の意味ってか影響力ってか、そういうものは文字として読むよりも効果的だったと思うし、1話完結の1時間ドラマとしてもまぁそこそこだったかなーとは思うんだけど、そもそも東野の短編ってそんなに面白くはないから(ちなみに初期の頃はともかく名前が知れて以降の長編もそんなに面白くはない、と思う)結論としては『こんなもんだろ』ってとこですかね。
ていうかこれ原作を読んだ当時はそんなこと思わなかったと思うんだけど(そもそも記憶が曖昧です^^)、コーチに入れ込む選手もだけどコーチの奥さんも結構怖いってか強かな気がするなぁ。誕生日ならともかく普通“教え子”がコーチの“結婚記念日”を祝いに来たりはしないと思うし、持ってきたのが白い花で雨が降ってるのに傘も差さずにずぶ濡れって、どう考えても普通じゃないよね。それなのに「ケーキ焼いたんだけど二人じゃ食べきれないから好きなだけ食べて」ってなんかちょっとズレてる気がするし、選手が自殺未遂したのが1年前ってことはこの結婚記念日はその後、つまりここ1年以内だろうに、選手の死に際しこのことを思い出す素振りすらなかったってのはちょっと違和感だよなぁと。で、実は奥さんはモロモロってか旦那と教え子との間に関係があることと、それが原因で自殺したんじゃないかと勘付いていて、でもそんなことはおくびにもみせず“旦那を献身的に支える幸せな妻(妊婦)”という立場に立ち続けたのかなーなんて思ったり。結局旦那は殺人犯として捕まったわけだからお先真っ暗だろうけど。
てか女性アスリートと男性コーチが結婚するってよく聞く話なんだけど、もちろん純粋に愛情を育み結婚したケースもたくさんあるんだろうけど、でもそのうち・・・・・・3割ぐらいは今回のコーチ同様選手のメンタル管理の意味合いで男女関係→結婚という道を辿ったんじゃないかなーなんて邪推ってしまったわw。他にも題材(元ネタ)はあるだろうに注目を浴びるはずの1話+オリンピックを目前にしたこの時期にこんなドラマ作るとか、悪趣味ですなーw。


予告にいたさかぐっさんかっこいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいっん!!。あんな家庭教師ヤバイ!!w。