『トッカン 特別国税徴収官』第1話

わたし有起哉のルックスかなりすきなんですけどね、もう相当すきなんですけどね、でも有起哉がハスキーはねーよ(笑)。あんなモタっとした顔のハスキーがいてたまるか(笑)。
俺的には細みダークスーツにサングラス(笑)姿&あの素敵な声でSっぽいセリフをいっぱ言う有起哉にうっとりしまくりの1時間強でしたが、でももうこれ絶対有起哉フルボッコだよー><演技云々以前にこのポジこのキャラでこの顔はねーよって戦犯扱いされちゃうよー><
・・・・・・・・って思いながらみてたからあんまり楽しくなかったです^^。俺ですら有起哉に2番手はムーリーって思うもん^^。力不足とかそういう意味ではなく、適材適所的な意味で無理ってか違うだろうと。4.5番手なら有起哉は『味がある』っていえるけど、2番手じゃ『ブサイク』言われても言い返せないのよー!。
初回を見た限りでは多分これ有起哉のキャラは『情け容赦一切なくバッサバッサと取り立てていく冷酷を画に描いたような男なんだけどわんこ(動物)には優しいっ><ていうかよくよく見たらいちいちサングラスかけてカッコつけてるとかこの人可笑しくね?』ってキャラなんじゃないかと思うのだけど、つまりそれはギャップだよね?。そこにコミカルさもしくはキュンポイントがあるはずなんだよね?。でも有起哉のこのキャラそんなに冷酷な感じもしなけりゃ見るからにわんこすきそうだし、もっとどっちかに振り切っちゃえばいいのになー。ほら、『雰囲気イケメン』という素晴らしい言葉もあることだし。
そのどっちかに振り切るべきってのはドラマ全体に対する印象にも当て嵌まるかなー。てかこれ原作付きなんですよね?。おもしろい・・・・・・・・・の?。おもしろいんだとしたらどういうジャンルとしてのおもしろさなのだろうか。
まずベースがコメディなのかシリアスなのかわかんない。未熟な若者の成長物語なのか主人公たち徴収官と滞納者との交流を描いた人情モノなのかもわかんない。子供代わりとはいえ犬のために1千万の現金を用意できるくせに滞納を続けてた成金夫婦と、働けば働くほど赤字が積もり病院にも行けず親から貰った大切な時計を売って作ったほんの僅かの金を分納として持参した後死を選ぼうとした初老の夫婦を、対比というか、一口に「滞納者」といってもいろいろな事情(ケース)があるということを見せるために用意し、それを見極め相手に合わせた徴収法をとらねばならないこの仕事の難しさでありもしかしたら面白さがあるってことを描いた初回なのかなーと思ったんだけど、でもそれにしたってこの何一つ解決してないどころか光すらまったく見えないオチってのはどうなのかと。主人公は自分の言ってることが死のうとしている夫婦にとっては所詮綺麗事でしかないって判ってるらしいけど、それでも言った、というよりも自論を“押し付けた”からにはここに何がしかの救いとか希望を用意しなきゃダメだと思う。ドラマとして。実際そんな甘いもんじゃないってか、この場では死ぬことをやめたとしても、この夫婦には現状を打開できる策がもう残されていない以上どうにもならないわけで、結局いずれまた死ぬしかないってことになるだろう。その時主人公はまた止めるのか?と。どう考えても主人公の手に負える話じゃないだろ。
これ部署(仕事内容)的に毎回こういう個人(庶民)と絡むわけだよね。現実としては払えるのに払わない“悪人”よりも払いたくても払えない“貧乏人”の方が多いだろうから徴収官の仕事も対後者のほうが断然多いんだろうよ。だけどまずそんな話を見たいか?ってハナシだよね。そういう人たちを救う・・・ってのも徴収官という立場からしてどうかと思うし。だから「税金払わないやつは日本の道路歩くな!」って言う人のドラマと被ろうがなんだろうが、素直に税金を巡る悪人との戦い(駆け引き)として作ればいいのになーと。超絶美しい若村様のケースが縦軸としてそれに該当するんだろうし、泉谷&リリィというキャスティングからしてこの夫婦ももう1つの縦軸として主人公と関わらせ続け最終回あたりで金策の目処が立って「あの時あなたに止めてもらってよかった」なんて言いそうではあるけどさ、それにしたって毎回の爽快感は欲しいよなーと。
で、それはこのトラウマ抱えたウジウジ主人公ではなく、これだけ集めた芸達者な共演者たちによって齎されるべきじゃないんですかと!。
今回で言えば、主人公が毎日プラスチック工場に通ってる間に同僚達が取引き先のことやらなにやら調べあげてくれていて、税務署が出入りしてるからって納品前日になって一方的に取引きキャンセルを言ってきた取引先をチラ脅しするとかして巧いこと言いくるめ、プラスチック工場へはしっかりと支払いをさせて滞納分を無事徴収、ついでに取引先の会社の不正も暴いて甘徴収し「今回はこれで許してやるけどこの先プラスチック工場との取引きを止めたりしたら次は本気で攻めるからな」なんつって“トッカン”らしいところをみせた鏡さんに主人公がお礼を言うと、「別にお前のためにやったわけじゃない。これが俺のやり方だ(ドヤァ」とかさ、わたしはそういうドラマだと思ってたんだよー!!。
もしくは逆に必死で駆けつけたものの夫婦の死を止められることができず、号泣する主人公に“これが今の日本の現実だ”と“それでも俺達は俺達の仕事をやり続けるだけだ”と厳しいことを言いながら涙拭けって鏡さんが手渡してくれたタオルハンカチにわんこの刺繍がしてあったとかさ!そういうのが見たかったのよ・・・。
てかマジで有起哉はともかく、あと結構美味しい役っぽい木南ちゃんもともかくとして、砂羽さん・池鉄・おかやまはじめさん・笠原さんってこれだけのメンツをあれだけしか使わないってどうかしてるとしか思えない。あんまり面白いことさせちゃうと「公務員なのにけしからん!」とか言う人が出てくるかもしれないからアレだけど、それでもこの扱いは勿体なさすぎる。ペットショップとスイーツシーンで和ませてんじゃないよ!和ませるならこの人ら使って和ませるべきだろう!。
この枠の前作はいつのまにか整形そっちのけでゲイの切ない純愛ドラマにシフトしたことだし、これもそんな感じで最終的に見続けたもん勝ちドラマwになってくれることを期待しつつもうちょっと様子見するけど。