『リーガル・ハイ』最終話

3歳に満たない女の子ってことは、3年弱生きたってことなのでしょうが、実験台云々はそれとしてハムの寿命ってでもそのぐらいじゃなかったっけ??
などとつっこむのは野暮ですよね(笑)。あんだけ殴りあう三木と古美門みてたらもう何も言うことは(言えることは)ないですよね(笑)。
てかこれまでまぁ噛ませとしては必要だったかもしれないけどでも存在価値がイマイチ解らなかった矢野くん井出に「僕もフェレット飼ってたことがあるんでわかります〜(号泣)」「そうか、わかってくれるか!(号泣)。で、お前だれだっけ?」「井出ですぅ〜〜〜〜〜〜!(大号泣)」という最後にして最高の見せ場があってよかったです(笑)。
てかそれよりも古美門にか三木にか、それとも両方にか、とにかく個人的に“何か”あるんだとばかり思ってた沢地の思わせぶりな行動理由が「男の喧嘩が好きだから」というまさにこれこそなんじゃそりゃなものだったほうが・・・肩透かしだった。まさに峰不二子的性悪女だわw。
で、縦軸がこんなアホすぎる結末になった一方で、その争いの結果日本を代表する会社の工場は操業停止、内部告発したせいで不当解雇された女性社員は救えず、画期的な新技術開発に携わっていた有能な人材は海外流出と。劇中では語られなかったものの工場の操業停止に伴い従業員のみならずその周辺の商店や飲食店等工場のお陰で営業が成り立っていたであろうところにも多大な影響があると思うわけで、それが元を辿ればハムスターを巡る憎悪に端を発するとか・・・・・・やってらんないわよねw。
そしてそこに現場不在というか、現場そっちのけで現場には関係のない思惑やら駆け引きやらで結論が下されるというこの理不尽さに日本という国の縮図を見た気がした・・・・・・・・・・・・かな?(笑)。
てか社員の“処分”をし合うクソ社長が神保さんと幹久ってのがまたツボリキャスティングすぎてw。
そして不当解雇の先輩として出廷した某エネルギー管理局の黒リン司令が常時SMコスチューム着用のド変態とかどんなサービスだよとw。
これまで古美門は嘘偽りは申しませんと誓ったにも関わらず証人たちに数々の“偽証”をさせたりそれを引き出したりしてきましたが、このSMの人だけは嘘偽りなくガチのSM愛好者なんだよね。スーツの下にボンテージを着用して生きることに誇りを持ってるんだよね。それははたから見れば思いっきり滑稽でコメディでしかないんだけど、SMの人本人にしてみればこれこそが自分にとっての真実、なんだよね。最終回にこの『このシーンって必要だったか?』と言われても仕方がないSMの人シーンを入れてきたのはそういうことなんだと、古沢さんが言いたかったのはコレなんだとわたしは思ったw。


続編に含みを持たせるラストを含め、期待に違わぬ見応えのあるドラマでした。多少の波はあったものの“脚本”と“演出”と“演技”というドラマ作りの核となる要素全てがどれもこれだけ高クオリティのドラマを見たのは久々。3ヶ月間ほんとイイ時間を過ごせて、ドラマ好きで良かったー!と心から思います。
そして堺雅人の『次』が楽しみです!!。