アレクサンドラ ホロウィッツ『犬から見た世界-その目で耳で鼻で感じていること』

犬から見た世界―その目で耳で鼻で感じていること

犬から見た世界―その目で耳で鼻で感じていること

認知行動学・心理学を専門に研究している著者とのことで、もっと学術的というか、それこそ犬の目には世の中がどう映っているのか?などを数値とか具体的な材料でもって解明・説明するような作品かと思いきや、章(項目)の冒頭で飼い犬との思い出話を語り、そこから連想(紐付け)される形で犬の各器官や行動を“ほんのちょっぴり”科学的に説明してある(というか著者の持論が述べてある)といった感じで、思ったよりもずっとエンターテイメント寄りでした。
というよりも、その飼い犬についての記述がほんと「あるある」とか「わかるー!」なんて思わせるものばかりで、そうか・・・うちのわんこが何かと言うと私のパンツをパンツ入れから引っ張りだしてくるのはそれこそが私(の臭い)だからなんだね!(デレデレ)みたいな(笑)。