『非公式戦隊 アキバレンジャー』第11話「二代目はサワヤカ無痛戦士」

え?ラスボスはまさかの八手三郎的な???
確かにこれまで予想を裏切りまくりの展開を見せてくれてはいるけれど、それでもさすがに「CIA」だの「ペンタゴン」だのってのは秋葉原で妄想力を武器に戦うアキバレンジャーの世界観からはズレまくってると思うわけで、それぞれ嗜好が異なるはずのゆめりあ選手と美月と博世とこづこづが揃ってタクマのイケメンオーラにメロメロになり、これまで共に戦ってきたオタク信夫のことをあっさり切ったってのも今にして思えば違和感ありまくりなわけで(視聴時は『イケメンのがいいに決まってる』とすんなり受け入れちゃったけど)、何よりも、誰よりも「戦隊ヒーロー」に憧れているはずの信夫がいくらペンタゴンから誘われ代わりのレッドとして爽やかイケメンがいるからって、同時にさやかさんもバージニア州で働くことになったからって、みすみすその座を他人に渡すとも思えないわけで、なるほど、これらは『テコ入れ』だったのか。
てかまさかあの時単体のネタだと思ってたテロップチャンスが伏線だったとは!!!
画面の中でテロップ掴んで流れるのを止めようとする人初めてみたわよ(笑)。
そうと気づいてる信夫はもちろん、あそこでテロップを逆読みwできたゆめりあと美月もまたあの瞬間自らが「非公認戦隊アキバレンジャー」の“登場人物”であると気付いたってことなんだろうけど、タクマにだけ見えなかったのはタクマが『テコ入れ要員』として用意されたキャラだから、ってことなのかな。もちろんその後のCIAからの帰還命令→そのバイクどっから持ってきた!?も含めて(笑)。
と同時に博世の身体を蝕んでいたさそりが消滅したってことはこれもまたテコ入れの一環だとして、じゃあドクターZはどうなるんだ!???
と思ったところであのジジジジ・・・という画面の乱れってことは、ドクターZ自体はテコ入れ前からのキャラだけど、今の帝国云々ってのは大いなる意思=番組内番組制作スタッフの意向によるものってことだよね。
となるといつからテコ入れ=製作者の意向が反映されてたのか?って話になるんだけど、一番思い当たるのはやっぱ6話(東映撮影所に行った回)かなぁ。妄想とはいえ秋葉原の外に出たわけだし、あの時裏ではテコ入れのために脚本を練り直してて、そのための時間稼ぎに“東映見学”という“ネタ”で繋ごうとした、とか?。
とするとマルシーナとの擬似親子関係を含めその時点でまだ出てなかったドクターZを最初から今のようなキャラとして出すことも可能だったと思うんだけど、そうしなかったのはなぜか。それとも出来なかったのか。そしてテコ入れによりなんたら帝国なんて話にならなかったとしたら、本来はどんな最終バトトルになるはずだったのだろうか。
・・・・・・・・・とか考えても無駄なんだろうなぁ(笑)。無駄ってかどうせ考えてもその通りになんてなりゃしないんだろうなーと(笑)。


ところでデリューナイトさんですけども。
リューナイトさんは完全に新レッド・タクマを描くため(作品内に定着させるため)の“宿命”とか“因縁”のライバルとしての働きを求められての登場だったのでしょうが、アキバレンジャーが「テコ入れ」に気付いてしまったがために宿敵・タクマに速攻退場され中途半端に残されてしまったデリューナイトさんが気の毒すぎる(笑)。タクマとの間に“特別な何か”があるってさわりだけ説明されただけでそれがどんなものなのかすら明かされないとかまじまじ不憫(笑)。ビジュアルといい声といいとてもカッコいい敵だけに余計切ない(笑)。


ちんぺの変身はかっこよかった。なぜか感極まって泣いてしまったぐらいかっこよかった。兄弟(双子)でヒーローとか・・・・・・漲るよねえええええええええ!!。