なんかもうそういう話じゃないからどうでもいいことだとは思うんだけどさー、思うんだけどさー、フォーゼとの戦いの結果記憶を消され、それと共に選抜試験合格者の座からも降りてしまったエリーヌの代わりに友子が“繰り上げ合格”ってなにそれ。リュック背負って時間内にゴールまで辿り着いた者だけが合格ってな話じゃなかったですかね。わたしはもし誰も辿りつけなかった場合合格者ゼロもありえるんだと思ってたんだけど、合格者って定員制なのかよ。再登場した江本博士に対し勘が鋭い友子が“何か”を感じ取るという展開のために賢吾さんたちに友子が同行する必要があるのだとしても、繰り上げ合格以外にいくらでも方法はあるだろうになんでこういう適当なことすんのかなぁ?。やりたいことがまずありきなのはいいとしてもそこに至るまでが杜撰なことがあまりにも多い気がする。今のフォーゼに対する評価って話(展開)とか人物造詣とかそういうことよりもこういう適当さ、1年という長い時間の中で必ず必要になる“辻褄あわせ”の下手糞さの積み重ねの結果だと思うんだけど(つまりもう手遅れってことなんだけど)。
で、今回「やりたいこと」ってのは『一度ぐらい弦太朗に天高制服姿着せたいよね☆』ってことと、『チャラくないJKとか見てみたくな〜い?』ってことだと思うんだけど、誓約書に署名したものはタウラスゾディアーツである杉浦の言うこと=法度に逆らえないとか言ってたよね?。そこには当然ゾディアーツの力が働いてるわけだよね?。・・・・・・・・・あれ?カプリコーン回で賢吾さんたちが過剰に興奮してるのに弦太朗と流星さんがそうはならないのは“コズミックパワーに守られてるから”って話じゃなかったでしたか?。カプリコーンの力の影響は受けないのにタウラスの力は受けるってどういうこと?。
てかここで流星さんも力の影響受けちゃったら戦う人がいなくなっちゃうからなんだろうけど、ばりばり茶髪の流星さんが取り締まりから逃れた理由は『他校の生徒だから法度の対象外』って言い訳としてひどすぎやしませんかと。
流星さんがそう主張するならまだ分かる。天高に通ってる間は天高の一員なんだから天高のルールを守るべきだけど、それでも流星さんがそう言うこと自体はまぁ分かるのよ。だけどそれ取り締まってる側が言うのはさすがに違うだろう。だって流星さん前回“天高の生徒の中から宇宙飛行士訓練を受けられる者を選ぶ試験”に参加してたじゃん。エリーヌはこの試験のためにわざわざ天高に転校してきたわけで、その話の直後の回でこの言い分はさすがに通りませんよ。しかも杉浦その試験に参加してたのに。
明らかにおかしいこの杉浦の言い分ってか歪んだ倫理観に理由があるならいいんだけど、多分生徒会長が入院したこととの関係、以前はこんなじゃなかった杉浦が法度命になってしまったことに生徒会長がどんな役割を果たしているのか、スイッチを手に入れたからなのか、それとも別の理由があるのか、描かれるのはここまだよね。法度命ならむしろ留学生だろうが卒業生だろうが天高の敷地内にいるものは全て俺の決めた法度に従ってもらう!ってなほうが絶対“狂信度”伝わるだろうにほんと適当ってか中途半端なんだよなー。
あと番長の人が助けてくれって弦太朗に縋ってきたとき変身するの見られちゃまずいからとダチの番長介さん置いて逃げてたけどさ、おまえこれまで所構わず平気で変身も変身解除もしてただろうがと。なんなの?ほんとなんなのこれ?。
杉浦との勝負の内容はどちらも中の人のリアル特技なんだろうけど(シオンくんのブレイクダンスはわかるけど福士くんのダブルダッチは全く知らなかったんでちょっと驚いた。ていうか普通にすごくてビックリしたわ)、そんな二人よりも杉浦のほうがはるかに“凄い”のは当然スイッチの力のお陰、ということなのでしょうが、この「力」についてもちゃんと考えてんのか心配だよなぁ。恐らくタウラスのメイン能力は生徒会を抜けようとした眼鏡に行った“洗脳”であり、誓約書の署名を通して相手の行動を操る(制御する)ってことだと思うんだけど、それと恐らく初めてやったのであろうブレイクダンスもダブルダッチも超絶出切る、つまり“なんでも出来ちゃう”能力って全然別ベクトルじゃん。まぁどんな種目であれ「俺は出来る」って自己暗示をかけてるってことはあるかもだけど、それにしたって自分が持ってる筋力とか体力をはるかに超える動きは出来ないだろうと思うわけで。
で、それがスイッチの力だとして、流星さんの「ゴルフで勝負だ」発言ってのはブレイクダンスであれダブルダッチであれ“やったことがないもの”に対しては堂々とスイッチの力を発動するけど、本当に自分の得意種目であるゴルフに限っては特技であるがゆえにプライドとか自分内ルールが邪魔をしてスイッチの力を使うことができない(使おうとしない)であろうことを見越してのことだと予想するけど(そして流星さんは反則スレスレの勢いでメテオの力使いまくりw)、これも描くのはそこまでであって、結局なんでも出来ちゃう能力についてはちゃんとした説明もなく終わってしまう気しかしません。
多分ゴルフで一回お休み→ゴルフ回とか面白くね?というスタッフの遊び心(笑)から出たアイディアなのでしょうが、そんなことやってる場合ですか?としか思えない・・・。
あの天高の制服も髪を下ろした弦ちゃんが着てるとそれなりに見えてしまって、やっぱイケメンこそが正義なんだなと改めて思い知らされた次第です。
そして賢吾さんもばりばり茶髪なのになぜ法度に引っかからないかというと、賢吾さんは地毛ですという証明書を取ってるからという友人の説に超納得(笑)。賢吾さんそういうとこ抜かりなさそうだもんね(笑)。