『リーガル・ハイ』第4話

堂々と黄門様ネタやりやがったwww。
これから子供を生む妊婦さんが子供を育てるためによりよい環境を守りたいという純粋な思いから始まったマンション建設への抵抗が、二人の弁護士によってあれよあれよという間に金額交渉=駆け引きの場に変えられてしまうという話でしたが、そこに古美門なりの「正義」と大和田伸也演じる人権派(社会派)弁護士なりの「正義」、そして黛の「朝ドラのヒロインのごとき正義」がしっかりと描かれていたのでテーブル交渉であっても見応えあったし面白かった!。プロ町内会長(笑)の引き際の心得っぷりと、妊婦さんの気持ちの落としどころもまた好みだったし。
ていうかいつもながらオチひでええええええええええ(笑)。
そしてプランターでアスパラ栽培が可能であることに衝撃を受けました。わたしも作る!!。


「正義は特撮ヒーローものとジャンプの中にしかない!」と言い切る古美門にとって弁護士として掲げる正義・・・とは違うかもだけど、弁護士としての自分の中にある柱はズバリ「金」で、それはどんな案件でも決して揺るがないものなのだと思う。金が欲しいのはもちろん免許もないのに車買ったりルールしらないのに高級チェスセットを買ったりしたいからなんだろうけど、でもその奥に弁護士・古美門なりの「芯」があると。示談交渉の中で大貫弁護士はそれを感じたんだろう。一方の大貫弁護士は俄然優位に立てるはずの材料(さらなる高層マンションの計画書)を持っていながらもそれを交渉カードとして使うことはしなかった。それが何故だったのかはっきりとは分からないけど、おそらくそこには大貫弁護士なりの「正義」があって、だけどそれは結果的に“依頼人の希望”からは離れてしまうことであって、だからそれをプロ町内会長に突かれてしまったんじゃないかなーと、つまり今回は古美門の正義が大貫弁護士の正義に勝った、ということだったのかなーと。だって弁護士はクライアントの代理人であって、(俺)正義のために戦う戦士ではないんだもん。
で、示談が成立した後での
「沢山金が稼げて満足か?」
「はい」
「ならいい。がんばりなさい」
この会話に繋がると。
これ、字面(音声)だけ見たら古美門は単なる拝金主義でしかないんだけど、大貫弁護士から古美門への「私は決して認めはしないがそれが君の正義だと言い切るのならばそれを貫き通しなさい」というエールなんだなーと思ったら、そしてそれを古美門も理解してるが故にあの真摯な笑顔で「はい」とキッパリ答えたのかなーと思ったら、グッとくるよね。リュック背負った大貫弁護士の後姿はなんていうか・・・古美門と比べると明らかに侘しいってかしょぼくれて見えるんだけど、でも決して弱くはなくて、ちょっとカッコよかった。
でも古美門さんって、「特撮ヒーローもの」とか「ジャンプ」とか「バカボン」とか「朝ドラ」とか「牛丼」とかなかなか素敵な例えをよく持ち出されるけど、それってそれがどういうものだか知ってなければ適切なところで使えないと思うわけで・・・・・・つまりええ、そういうことなんだろうなと(笑)。


今回は蘭丸が顔出し活躍してて嬉しかったんだけど、蘭丸という役自体はドラマの中で非常にいい役どころだとは思うし、たぐちくんはそれをなかなか好演しているとも思うんだけど、でもそれを演じるのがジャニーズだと思うとこの扱いは果たして喜ぶべきか否か判断に迷う(笑)。だって蘭丸って所謂“忍び”でしょ?。情報収集ならばともかく今回のように潜入する場合もあるならば目立ってはならないし記憶に残ってもならない、影のような存在でなければならないわけでさ、つまり華とかオーラがあっちゃダメなわけだよね?。で、例えばこの役をかめたんや聖がやるのは難しいと思うわけで・・・・・・。
とか思ってたら次回小池姐さんとバトルきたーーーーーーーーーーー!!。
ああ、ということは小池姐さんの役は単なるおっぱいデカイ秘書兼愛人というわけではなく蘭丸同様三木が抱える忍び(くの一)ってことなのか!だからあれだけ華麗に銃を扱えたんだ!今頃気付いた(笑)。
なんであれたぐちくんはいいお仕事をしてるよね!(笑)。