新堂 冬樹『哀しみの星』

哀しみの星

哀しみの星

私の部屋にあったものを勝手に読んだ母親が「なにこれ?」と真顔で問うてきたので、ニッコリ笑って「その人のいつもこんなんだよ」と答えてあげました。いろいろと思うところはあるだろうがみなまで言うなと、お前の言いたいことは分かってるからと(笑)。
というわけで、いつもの新堂作品です。『いつもの』以外に表現すべき言葉はないです。いつもの通り『涼しげで切れ長』です。
あ、強いていうならエスで飛んだ主人公が見た世界はなかなかのメルヘンで、新堂先生動物好き設定(せってい?(笑))が垣間見えました。