『平清盛』第11回「もののけの涙」

毎回ほんのワンシーンしか出ないってのに義朝がワイルド通り越してなんかもう・・・・・・別のモノになりつつあるんですけど(笑)。差し出された女の前にやる気マンマン上裸で現れ「来いよ」ってとこまではやだ義朝さんってばムードもなにもないんだからっ///もう、せっかちっ///ってな感じだったけどw、そこで子供仕込んだばかりかそれ以前にも同じことやってるとかケダモノレベルwww。あの義朝さん見て十三人の刺客で村中の女を片っ端から立てなくなるほどガックガクにする伊勢谷を思い出したw。
そして生意気ばっかり言う由良姫に対しついに「だまらっしゃい!!」とキレた為義さんはよー頑張ったなぁとニヤニヤしてしまいましたが、怒られて「わたしはただ義朝殿に会いたいだけなのです」とシクシク泣く由良姫も可愛いし、由良姫を泣かせちゃってトホホって顔する為義さんはやっぱり為義さんだし(笑)、やっぱ源氏の方が見てて楽しいなーw。
メインの朝廷パートは得子のターンになっても安定のおもしろさ。子供に帝の地位を譲ったつもりが蓋開けてみたら「弟」と書いてあって「おのれ得子めええええええええ!」と超説明台詞で呪いまくる崇徳帝は画面からドロドロとした何かが染み出てくるようでしたが、常識的にこの時点で崇徳帝が知らなかった(この時点で初めて知った)ってことはあり得ないだろうとは思うもののこのドラマ内では美福門院様への恐怖心のみならず当の崇徳帝も義清のことで頭いっぱいでそれどころじゃなかったもんで知らなかったんだろうな・・・崇徳帝気の毒だな・・・という妙な説得力があんのよねw。それと同時に母・璋子と父・鳥羽院への複雑な感情から閉じこもってる崇徳帝にとって、父の愛人という因縁ある立場の得子が“自分のことを思って”なにかを提案してくれたということそれ自体がとても嬉しいことだったんじゃないかなーと思った。だからこそ自分を“謀った(裏切った)”得子のことが余計に憎いんじゃないかなと。
しかし摂関家を含めてここいらへんの権力争いこそがこの時代を描く面白味だと思うんだけど、この“皇太弟”のくだりはいずこかの時点で文章を書き換えた(差し替えた)のであろう得子サイドの動きとか、もうちょいしっかり見せて欲しかったかも。朕は朕の政をしたいのじゃとか言う崇徳帝の直後にニヤリと笑う鳥羽院のカットが挟まれていたり、忠道も一枚噛んでるんだろうなーってな描写はあるんだけど、これじゃあまるで一人浮かれてる崇徳帝がアホみたいじゃないか。・・・・・・・・・実際アホってか愚かではあるんだけどさw。必要最小限のことをまるで箇条書きのようにしてサクサクと見せられるもんで、なんか気忙しいんだよねぇ。
平家は今回なんかあったっけ・・・・・・?って、明子さんがお亡くなりに→清盛もののけ発動ってのがありましたね^^。やべー本気で忘れかけてた^^。
清盛が陰陽師に頼ろうとするところや頭に血が上ると僧侶であろうがキックぶち込む姿に眉を微かに顰めた忠盛さんは、清盛の中に白河法皇と同じ“もののけの血”が流れていることを改めて思い知らされた、ということなのでしょうが、でも誰も止められなかった(止められる人がいなかった)であろう白河法皇に対し、清盛にはどれほど酷く殴られても清盛が落ち着くまで身体張って制止し続けてくれるであろう盛国がいる・・・ってのはこの作品に措いてとても重要なことなのではないかなと思う。
ところで、時子の妹の滋子が登場したけど、この娘がこのあと後白河となった雅仁さんの寵愛を受けるんだよね?。まだ幼い姿でありながらもおままごととは言え徳利から酒ガバガバ飲んでてビビったんだけどw、そこいらへんも雅仁さんが気に入った理由なんだろうなーとこの時点で思わせる滋子恐るべし!(笑)。


次週予告に小悪党面した剛くん時忠がイターーーーーーー!!!。