神戸ミッチーおつかれさまでした

今シーズンは録画してはいるもののどうも見るための気力が湧かずに一応毎週見ているママンに神戸くんの進退に関係しそうな場面があったかどうか確認→特になかったわよ→じゃあ見なくていいや^^の繰り返しだったもんで当然っちゃ当然なんだけど、わたしの視聴態度を差し引いても気持ち的に全く盛り上がらない神戸くんの卒業回・・・・・・・・・でした。役者としてはともかくキャラ的には唐突すぎはしたけどでも前向きな卒業だった薫ちゃんの時とは事情が異なるし、数ヶ月の心の準備期間があったってのも大きいとは思うけど、それにしたってなんだろうこの・・・・・・すっきりしない感じは。神戸くんの卒業回としてもそうだけど、シーズン10の最終回としても後味悪すぎてなぁ。エピソード自体の後味の悪さってのは相棒の魅力の一つなんだけど、違うの!後味の悪さの種類が違うんだよー!。
神戸くんの魅力でありウィークポイントでもある“子供には滅法甘い(弱い)”ってのを右京さんとの対立の理由として使うのはいいとして、クローンなんて言い方悪いけど今更ネタすぎるし、無事出産という形には出来ないことはわかりきってるわけだからそこに「神戸尊の卒業」に相応しい、というか視聴者を納得させるだけの何かを用意してくれるのかと思いきや心情的になんもないし、事件自体も問題提起するだけしといて子供が死んで終了という面白さも驚きもない単調なものだから(前半なんて寝そうになるぐらいつまんなかった)(ていうかダウンコートのくだり酷すぎじゃねえ!?)右京さんが“正義を曲げる”理由としてこの事件は弱すぎると思ったし(まぁそこで『神戸くんのために』という意識が働いたと考えるのは吝かではないんだけど!)、なにより納得できないのは卒業するってのに脚本・演出の焦点が神戸くんに合ってるようには全く感じられなかったってことなのよー!!。流れ的に全く必要がないシャワーシーンで誤魔化そうとしたってそうはいかないんだからねっ!!ていうかイメージ的には間違いなくバスローブだけどでもあの時の心情+どうせサービスしてくれるならばまずタオルで頭をワシャワシャ→タオル首からさげる(上裸)→バスローブを“乱暴に”羽織りタオルを投げ捨てる ぐらいまでやってくれなきゃつつつつつつ釣られたりしないんだからねっ!!。(・・・・・・ミッチーのシャワーシーンには別段ときめきませんが、神戸くんのシャワーシーンだとちょっとドキドキしてしまうのはなんでだろうね?w)
形の上では右京さんの暴走を「阻止」するという依頼をきっちりとやってみせた神戸くんに「ご褒美」としての栄転話を用意、でもそれは実質左遷に等しい話で、過去において帰任話を一度拒否した手前神戸くんはそれを受けざるを得ない・・・という流れは理解できるし、長谷川に小野田のポジションを担わせるつもりなのだとして、小野田と比べて長谷川一人じゃ物足りないからから神戸くんをつけちゃう(ミッチー自身は出なくとも劇中でその存在を感じさせる)ってのは神戸くんが右京さんの敵になるのかそれとも敵と見せかけて実は・・・ってなことになるのかなどなど関係性の変化としてはなかなか上手い落としどころだなーとは思ったし、単純に『強引に』(←ここ非常に重要)長谷川などという狸親父の手駒もしくは飼い殺しにされる神戸くん!新しい職場で悩み苦しむ神戸くん!それを支え励ますラムネ!!つけこむチャンスなのにそれはしたくないラムネ!!またはこれまでのように気軽に会えなくなってしまって悶々とするラムネ!!!ってのを想像するだけでムハムハできるわけですがw、神戸くん再登場の余地を残してくれたのは嬉しい反面この先SPや映画で神戸くんが出そうなシチュエーションになるたびにワクワク→ガッカリってなことになるんだろうなーと思うと素直に喜びたくはない気もするわー。
それに、こういう形で前相棒の存在を引っぱるとなると次の相棒役はミッチー以上にやりづらいんだろうなぁと思ってしまう。
てか殉職にせよそうでないにせよ、「死」という形で卒業するようなことにならなくて心底良かったと思うし、再登場の可能性を残すという意味で警察に残るという選択自体も良かったとは思うんだけど、こういうことになっても神戸くんが警察を辞めないってことは「覚悟が、できました」の『覚悟』ってのは警察を辞める覚悟じゃなかったってことか・・・。うーむ。
最後に神戸くんがGTRでわざわざ右京さんを“追い抜いた”ってのは、今後の二人の警察内部での階級とか立場を表してるのかーなんて、そして同じ車に乗ることはもうないけれど、それでも二人は同じ方向に向かって進んでるって意味がこめられてるのかなーなんて思ったり。


及川さんにはひとまず心を込めてお疲れ様でしたと言わせてください。薫ちゃんのいない心の隙間を埋めてくれたのは神戸くんとラムネでした。