『特命戦隊 ゴーバスターズ』Mission2「13年前の約束」

ゴーバスターズがヒロムたち三人であることの理由、あのヘビーな状況で幼い子供(一人出来上がりかけてたのがいたけど)たちが交わした約束こそが『戦う理由』だと。
これまで違う“13年間”を過ごしていながらもヒロムがその約束を覚えてて、その約束のために戦うことを決意したと聞いて「覚えてたんだ、あいつ。ふぅーん」と呟くヨーコを見て嬉しそうに笑うお兄ちゃんなリュウさん含めこれはいきなりの燃え展開だったんだけど、でも今回はちょっと首傾げる描写が多かった・・・・・・・・・かなぁ。
デカブツの発生(登場)プロセスはわかったけど人体サイズとの関係性というか、メガロイドをどうにかすればメガゾードの転送に何らかの影響を与えることができるのではないかと考えてたんだけど、それは何ら影響を及ぼさないってか転送が開始されたら途中でそれを阻止する手段は今のところはないってことが今回でわかったと。それはいいんだけど、でも「転送完了まであと3分ぐらいあるから『余裕』」とまで言っていたのに被害だしまくりだったのはどういうことなのかと・・・。わたしてっきり3分で転送されてくる場所まで駆けつけ迎撃準備を整え待ち構え、転送されたと同時に攻撃し周辺に与える被害ゼロで「シャットダウン完了」するんだとばかり思ってたんでこの展開には驚いた。この状況を「余裕」と言うってことはこの程度の被害は想定内ってことなの?。この程度は被害と言わないという感覚ならば思った以上にハードな世界観すぎる。
てか初回感想でそういう描写が欲しいと書いた「救助描写」があったことはよかったんだけど、それ以前にああいう状況になることが前もって“判ってる”ならばまず市民に対してそれを通知するべきなんじゃないのかなぁ?と思うんだけど。こういう事態を想定してゴーバスターズが組織されていたってことは当然その目当てがエネトロンタンクであることは分かってるのでしょうし、人々はそこで暮らすことのリスクと恩恵をはかりにかけた上でその周りで生活することを選んでるってことなんだろうからそのための“心構え”はしてて然るべきだよね。「3分」じゃ安全なところに避難するまでは出来ないとしても、例えばヘルメットなり防災頭巾なりを被るとか窓を開けて避難経路を確保するとか火を消すとかさ、何らかの対応は出来るじゃん。だからそれを映像としてみせろと言ってるんじゃなくってね、「転送予想地域への警報発令完了」とかさ、そういうセリフ一つ入れるだけでいいから被害をなるべく小さくするための準備・努力をしてるってところを見せたほうがいいと思う。もしかしたらこの先そういう描写が入るかもだけど、そのつもりならばそれは早ければ早いほうがいいと思うし、今回の「3分」ってのはそれを見せるための時間としてはちょうどいい展開だったと思うんだけどなぁ。『余裕』とまで言っておきながら、エレベーターに乗り込むバディロボたちに「つめてつめてー」とか暢気に言わせておきながら、結局街は攻撃されエネトロンタンクは第3隔壁まで融解だっけ?おもっくそ被害受けてるとかおかしいっしょ。どこが余裕なんだ?ってな話。整備員さんたち含め各マシンの発進シークエンスなんかはほんと燃えるのに、こういうところで躓かせるのってもったいないと思うの。リアリティのある映像を目指すならこういうところにも気をつかうべき。特に去年ああいうことがあったわけだから。
てかカウントダウン表示は進めちゃだめだろ。CM中ノーカウントなのはいいとしてもこういう形でタイムワープさせるなら表示させる意味なくね?。
初回ではそんなこと全く思わなかったんだけど、今回は映像と脚本のズレを感じた・・・というか、どっちがいいとか悪いとか正しいとか間違ってるとかじゃなくって、脚本として“言いたいこと”と映像として“見せたいもの”に齟齬がある・・・・・・ような気がしてならなかった。なんだろうなーこの感じ。


相変わらずロボ戦はカッコイイ。超カッコイイです。敵に剣をぶっ刺し、空中高くジャンプして転送されてきた新たな剣をキャッチするとかカッコよすぎてなんか出る(笑)。あれさすがに無限とはいかないだろうけど相当数用意されてるだろうから次々と転送されてくる剣で斬って捨て斬って捨てする100人斬りが見られるに違いないっ!!この男子センス溢れる特技スタッフなら絶対にやってくれると信じてるわっ!!。


で、13年前に何があってヒロムの両親がそれにどう関わっていたのかはわかったけど、でもヒロムが13年間『特別扱い』されてた理由までは明かされなかったわけで、まさか本当に「姉ちゃんが拒否してたから」ってだけなのかなぁ。13年前の約束をヒロムはちゃんと覚えてて、そして今戦うためにゴーバスターズに加わったという事実と、そんなヒロムをリュウジとヨーコが受け入れればこれまでの13年間がチャラになるってか説明終わりってことはない・・・よねぇ?。ていうかヒロムは姉ちゃんが拒否してるからと家を出てゴーバスターズに所属しヨーコたちと一緒に訓練こそしてなかったけど、姉ちゃんには隠れて司令とずっと連絡を取り合ってて独自に訓練してたんだと思ってたのに、司令ってばヒロムを見て「大きくなったな」って・・・・・・。いや、まだ連絡はデータを通じてのやりとりのみだったんで実際に会うのは久々だったからの発言ってことはありえるけど、でもリュウジやヨーコという“研究材料”がいて、13年という短くはない時間が経過しているというのに、人体にソフトをインストールすることで「ある意味コンピューターのようなもの」にする技術の仕組みどころか三人が起こすフリーズの対処法すら見つけられず、なにもかもが「施設もろともセンター長が亜空間に転送されてしまったので分からない」で済ませちゃう人だからなぁ(ついでに言うと13年前の若かりし司令の役目=クリスマスプレゼントの買出しだったみたいだし^^)・・・・・・ほんとに13年間ヒロム待ちしてただけってこともある・・・・・・んじゃないかと・・・。
てかそこで引っかかるのがヒロムの姉ちゃんの存在なんだよなぁ。13年前当時姉ちゃんが何歳であの日どこでなにをしてたのか知らんけど、ヒロムは云わば両親が自分の命と引き換えに希望として世界に託した存在なわけじゃん?。あの日たまたまそこにいたから特殊能力をゲットしたのではなく、両親の意思でもって“そういう存在”になったわけだよね。13年前の約束をヒロムだけでなくヨーコも覚えていたぐらいだからそこいらへんの事情をヒロムの姉が理解できなかったとはちょっと考えられないよね、年齢的に。だとしたらそんなヒロムを「絶対に渡さない」と言い張る姉ちゃんって何なの?と思うんだけど。
元々両親の仕事をよく思ってないってか理解できないと思ってたところへ亜空間転送などという事実を突きつけられて、自分にはヒロムしかいないと、自分がヒロムを守るんだと、そんなふうに思い込んでしまったのかなーとか想像はできるけど、でもヒロムよりももっと小っちゃいヨーコは組織入りしてんだよね。そして13年間戦うための訓練を続けてきてる。センター長であるヒロム父にばかりスポットが当たってたけど、ヨーコの母親も一緒に亜空間転送されたと言ってたよね?。つまりヒロムとヨーコは同じような境遇ってことになるのにヒロムは組織入りせずヨーコは組織入りしたというその違いはなんなのさと。その理由として「姉が反対してるから」ってのはいくらなんでも弱すぎる・・・よねぇ。
てかそういう意味ではむしろヒロムよりもさらに幼く、それも女の子であるヨーコが組織入りしてることの方が“普通じゃない”と思うわけで、そこにはヨーコはシングルマザーである母親と暮らしていたため13年前の亜空間転送によって一人ぼっちになってしまい、必然的に組織が面倒を見ることになった、つまりヨーコには選択肢もなければ守ってくれる“家族”もいなかった・・・とかさ、そんな理由があるかもしれないよねぇ。となると余計ヒロムの特別扱いが印象として微妙な感じになっちゃうわけでさ、そこいらへんどう描くつもりなんだろうなぁと。靖子さんのことだから親が自分の子供にヴァグラス(ウイルス)に対抗するためのプログラムをインストールし“コンピューターのようなもの”にさせるなどという手段を選んだ理由も含めてむしろ描きたいのは“そこ”なのかなーなんて思うんで(もっというとその理由がそれまで「約束」を絆に与えられた力は運命で、戦うことは使命だと思っていたことが根底から覆されるほどヒロムたちにとって衝撃的なもので悩み苦しむ。その時最も苦しむことになるのは最年長でありヒロムたちよりはある程度の状況を理解していたリュウさん!!なーんて鬱展開すら待っていそうであるw)、まぁ楽しみではあるんだけどね。


そのうちヨーコが糖分忘れて戦えないってなことになるとは思ってたけどそのネタで1話作るんじゃないかと予想してたんで、それがこの程度の扱いだったことにはちょっと驚いたんだけど、
「あれほどウサダが出かける前にはおやつのチェックって言ってるのになんで忘れるかなー」
「もう分かったっていってるのに、しつこいよ!」
「しつこいぐらいでちょうどいいでしょ!ヨーコはぁ!」
ってなやりとりは可愛かったけどそんなに言うならウサダがおやつ管理してやれよと思いました(笑)。
てかウサダの耳が操縦桿って!!!!!なんかちょっとエロイ!!!!!!!!!←邪ま目線でしか見られない自分が恨めしいw。


あとヒロムのウイークポイントってズバリ「鳥(ニワトリ)」なんだと思ってたんだけど、正確に言うと「パニックを起こすとフリーズする」ってなことで、ニワトリはパニックの“引き金”ってことなんだね。他の二人と比べてやけにアホ設定だなーとは思ってたんで、ちょっと納得した(笑)。


そして年齢について自分で言うのはいいけど(ロボであろうが)他人から指摘されると「なんかムカつくー」とほっぺ膨らませるリュウさんかわいいかわいいかわいいいいいいいいいいいっん。
リュウさんって今28歳なんだよね?。てことは13年前は15歳。ゴーバスターズとして訓練を続けてきた13年間の生活がタイムスケジュール的にどんな感じなのかはわかりませんが、恐らくそんなに自由になる時間はなかったのではないかと思うわけで、えーっと何が言いたいかと言いますと、リュウさんって彼女いるのかなっ><ってなことが気になりますっ。13年前にあったことが明らかになってもまだリュウさんの家族については一切触れられないし、親がセンターにいなかったのならばあそこに一人だけ子供ではないリュウさんがいたのは何故だろう?と思うし、もうリュウさんのことが気になって気になって。それぐらいわたしリュウさんのことが好き(笑)。


でもわたしはエンター様の僕です!!!!!!!!。
「ボンボンボンジュ〜ル、ゴーバスターズ?」
こんな恥ずかしい挨拶しても笑わせない(笑えない)ってエンター様素敵!!!!!!!!。
エンター様のお仕事はエネトロン泥棒さんなので基本は作業着なのね。事前に聞いた話では“人間態で街のあちこちに出没する”ってなことだったんで毎回いろんな格好で人間に混じるんだろうなと想像してたんだけど、この感じだとホストになったりショップ店員になったり白衣着たりはしなそうだよね・・・しょぼぼん(´・ω・`)。