『特命戦隊 ゴーバスターズ』Mission1「特命戦隊、集結せよ!」

第一印象としては『アリ』だな。恐らく方々で言われてることでしょうが、確かにメタルヒーローブルースワット)とかトミカヒーローレスキューフォース)とかトランスフォーマーとかエヴァとかいろんな作品が頭をよぎりはしたもののそれが悪い感じ(心無い感じ)ではなかったし、盛り上がりに盛り上がったこれまでのスーパー戦隊の集大成とも言えるお祭り作品の「次」として、とにかく新しいもの、新しい世界を創ろうとする意気込みがビンビン伝わってきて、その心意気たるやヨシ!!って感じ。
でも1話に限っていうならば画面から“テレ東”っぽいニオイがする気がして、そのテレ東っぽさが結果的に「新しい戦隊」に向かえばいいんだけど(テレ東に使う場合はいい意味だけとテレ朝の場合は悪い意味の)安っぽさとなるかは五分五分・・・・・・かなぁとは思った。ていうか初回は「戦隊」を見てる感じすらしなかったんで、どれだけ新しくとも「戦隊らしさ」だけはちゃんと劇中に存在してて欲しいかな。
てかさぁ・・・・・・パイロット版にそれなりの予算をぶっこむのは毎年恒例ではあるものの、これ(SHT的には)かなり凝ったCG映像を多用してて大丈夫なのかとマジで心配。どう考えてもこのCGクオリティが予算・人的に続くとは思えないわけで、だからといってパイロット版であることを差し引いても使いまわしができそうもないCG映像が多かったようにも思うわけで、通常営業になった途端初回のあれはなんだったんだろうね・・・・・・とぼんやりしてしまうようなチープな画面になるんじゃないかと・・・・・・。まぁこの手の心配も毎年恒例のことなんですけどね^^。
画面作り(構図とか)はかなり好み。手前で人体サイズ、後方がロボで戦ってて同時に画面の上下でフィニッシュ爆破ってのはありがちだけど純粋に燃え映像だったし、ヒロムがチーターバイクに乗って現場に向かってるシーンで画面手前のヒロムの後方(画面奥)で敵ロボがエネトロンタンク?の外壁を壊そうとしてるのを見せたのも、画面に広がりがあるから敵の大きさが実感として良くわかったし街の真ん中でロボが暴れてるんだという緊迫感も出てて良かったと思うし(あんな重要な施設をあんな街のド真ん中に建てんなよ!とは思ったけどなw)、あとヒロムが乗ったCB-01エースのコックピットモニター越しに敵が見えるのとか操縦してる感が伝わってきてかなり良かった。ここいらへんは恐らくゴーバスターズが目指す「リアルな感じ」ってことだよね?(でもわたしはアニメ的な映像(カット)だなとか思ったんだけどw)。だとしたらこれは柴崎監督だけでなく全監督が共通のものだと思うんで、映像そのものは期待できそう!。
あ、あと“亜空間から『何か』が転送されてくるまで”のカウントダウン、戦いの画面でなくとも実際に画面右下に時計が表示され続けリアル3分30秒を刻んでたもんだから0になると同時にヒロムが登場するんだとばかり思ってワクワクしてたのに普通に転送完了してたんだけど(笑)、今回は人体サイズを倒す→巨大化ではなく、人体サイズ(メタロイド)のデータを転送することでデカブツ(メガゾード)製造されるという作りらしいので、今回のように実際のタイムカウントが表示されるかはわかんないけど、毎回このメガゾードが転送されてくるまであと何分何秒ってな報告がなされるんだろうな。毎話巨大戦を入れなきゃならない縛りが今回も生きているのであればどう頑張っても転送を阻止することはできないのでしょうが、もしこれまでの戦隊フォーマットを捨てることが許されているのであればカウント0になる前にメタロイドを倒せば転送を止められるという設定も可能なのではないかと思うわけで、画面下で「残りあと何秒か」を確認しながら巨大戦を阻止できるのか否かと戦いを見守るのはかなりドキドキできそうなんだけど、それはさすがに無理・・・・・・ですよねー(笑)。
福沢アクション監督に代わったアクションも初回からかなり高度な素面アクションしてて、特にアバンのファースト変身までの流れはカッコよかったー!。窓から飛び込んできたリュウジとヨーコのシンクロ受身とかビシっと合っててこの二人がいかにこれまで“訓練”してきてるのかってのがひと目でわかる映像だったし、だからこそ次回のヒロムに対するヨーコの反発ってのも理解できそう。双眼鏡とかカメラが武器に変わるのもカッコいいし、武器が転送されてくるギミックもカッコイイわー!。
初回の見所は何と言ってもゴーバスターズにヒロムが合流したシーンですよね!!。バイクで駆けつけバイクごと宙高くジャンプし車体ごと斜めの姿勢をキープしつつ敵の顔面狙い撃ちするだけして「あとは任せます」ってカッコよすぎるっ!!!(by軍平兄さん(これも初回のお約束w))。そんでもってその流れでバイク乗ったまま変身ってやだもうマジでカッコイイじゃないの!!!!!。
てかCB-01の発進準備OKと親指グッと立て、そして発進!!と指差して送りだす整備員とビルがパカーっとなってズサーっと出てくるの燃えるーーーーーー!!。
街の至るところにシューターの出入り口がリンク可能ってのも燃える設定だし、この戦いの為に作られている迎撃要塞都市っぽい感じもたまらんな!。やっぱ徒歩移動(敵のところへ走って駆けつける)って・・・ちょっとかっこ悪いやん?(某侍を思い出しつつw)(初回は馬で駆けつけたけどw)。だからこの設定はとてもいいと思います!。・・・まぁそのうち普通に走って駆けつけるようになるかもだけど(笑)。
そうそう!現場に向かうためシューター入る前にリュウジとヨーコがサングラスかけたんで、確かアバンでもクレーンの上で様子を探ってる時はノーグラサンだったものの敵目掛けてレディ、GO!の前にはグラサンオンしてたしてっきり「特命戦隊」=特別な命を受けて戦う者たちだからなるべく素顔を晒さない、だから戦うために人前に出る際は基本グラサン着用なのかと思いきや、目的地に着いた途端グラサン外した(投げ捨てた)のはどういうことなのwww。もしかしてシューター内は強く発光してるから目を保護するためなどという超現実的な設定があったりするのんか?w。
ていうかそれを言うならぶったぎられて折れ曲がりそうになってるビルを間一髪支えて元に戻して「やるじゃん」とかなんとか言ってたけど、いやそれはさすがに無理だろうと(笑)。いくら要塞都市だとしてもまっぷたつに割られたビルが即くっつくとかねーだろうと(笑)。あのすごい爆発があったのってまだ13年前なわけだから人々の記憶(危機感)もまだしっかり残ってるだろうし、ああいうことが起きてそしてまた起こるであろうことを予想しそれ専門の組織が作られ準備と訓練を重ねてきているというのならば、ここはそれこそエヴァみたいにビルが地中に格納されるとかさ、さすがにそこまでは無理だってんなら(でもビルくっついたけどw)あちこちにシェルターがあって、ゴーバスターズが所属する組織(って名前あるんだよね?劇中ではまだでなかったけど)のスタッフが避難誘導をし、市民も整然とそれに従うとかさ、そういう描写があってもいいかなー。今回あの折れたビルの中に人がいて床滑ってるカットがあったけど、ここまで明確に“被害”を描写するならば“守る”描写も必要だと思う。今回は『初めての実戦』としてゴーバスターズの戦いに焦点をあてたってなことで、次回以降例えば指令の元に「○○地域、避難完了」って報告が入るとかだけでもいいからそういうの欲しい。
てかED(については後述するけどw)で整備班の人達も踊ってて超和んだんだけどw、黒子ちゃん回のような整備班回とか開発班回とか、あとは司令室トリオ回とかあるといいなー!。


というわけで、この流れでキャスト感想。
赤は登場シーンがいきなりのフリーズ(しかもあんな空中でw)だったんで、基本おっちょこちょいってかやんちゃな感じなんだけど戦うときは熱い王道ヒーロー気質の元気な兄ちゃんなのかなーと思いきや、入院中の姉ちゃんに「戦って、勝って、戻ってくるよ」などといきなりドシリアス宣言するあたり、結構なもん背負ってそうだなー。両親を13年前に亡くし(それは当然冒頭の爆発事故によるのだろう)歳の離れた姉ちゃんと二人暮らしってわりにはなかなか素敵な家に住んでたし白いパジャマなんか着てるし(いまどき男子はTシャツにパンツのイメージw)、多分それも保険金を含め両親の遺産によるのかなーなんて思うと単純な性格じゃない・・・んだろうなと。ライダーならいいけど戦隊では戦うことについて、というか、自分がなぜ戦わなければならないのか、なぜ自分でなければならないのか、そこいらへんでうじうじグズグズ悩んで欲しくないとわたしは思ってるんだけど、ヒロムは恐らくこれまで毎日考え続けてきて、その結果自分は戦うと、戦って勝って姉ちゃんのところへ戻ると、そう決めたところからのスタートのようなのでホッとしつつ、思ったよりもずっと“強い”レッドのようなのでこれは期待しちゃうわー!。『シャットダウン完了』って決めセリフも初回からバッチリかっこよかったし!!。
その相棒であるチダ・ニックさんはアクセル。どう見てもアクセル(笑)。ロボでありながら方向音痴というなかなか美味しい設定の持ち主のようですが、メガゾードへの接近ルートが敵の懐に入るためとは言え微妙に遠回りしてるようだったのはそれが発動した、ということなのか?(笑)。それ以外では今のところはまだ他の二体と比べて“マトモ”に思えるんだけど、二体が思った以上にアレなだけにw、マトモなのがチダの個性でも面白いんじゃないかな。バランス的にもいいと思うし。


青は黄色を「ヨーコちゃん」呼びで黄色に「リュウさん」呼びされてて全力ガッツポーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーズ!!!!!。
シャットダウン完了後、恐らく基本はメットオフして一息入れるってなシーンがあると思うんだけど、今回の
「ヨーコちゃん、誰がシスコンだって?」
「知らない!だってウサダがそう言ってたもんっ!」
ニカっと笑うリュウさん!!!!!
ってこれがもおおおおおおおおおおおおおおお、リュウさんがお兄ちゃんでお兄ちゃんでお兄ちゃんで!!!!!!!!(←興奮しまくりw)。
しかもいきなり大活躍のヒロムにヒュゥ〜ッ♪と口笛吹いてみせたんだろうけど音がほとんど出てなくて(笑)、そんなところもお兄ちゃんタマラン!!!!!!!!。
姉ちゃんという要素があるヒロム、言動からこれまでどういう時間を過ごしてきたのか予想できるヨーコに対し、リュウジだけはまだ全く分からないんだけど、それでもなぜだかハイドさん臭がするんで(笑)、一番美味しいキャラ、つまりネタ的にということだけどw、その座はリュウさんのものになる気がいたします!!。とりあえず超人化の副作用として身体を冷やす必要があるというこれまた美味しい設定が与えられているようなので、ハイドさん冷却回バリの面白映像を期待してる!(笑)。
ゴリサキ・バナナさんは「神様、リュウジを守ってくれてありがとうございます!」と予想以上のデネブっぷりだったのはいいとして、顔がぐるぐる回るだなんて聞いてねええええええええええええええ!こえーよバカ!!(笑)。戦力としては一番使えそうな見た目してんのにメンタル的には一番ってか全く使えなさそうなんだけどw、リュウさん大変だなー(笑)。


そしてそしてゴリサキさんの神様〜発言に
「へぇ〜、神頼みするほど頼りないんだねぇ〜。その点ウチのヨーコは心配ナッシ〜。ウサダとしては余裕スイスイ」
って、ウサダってば一人称「ウサダ」かよ!!!w。
そして「すいません、失礼します」と入室の挨拶をした眼鏡っ子オペレーターに
「ハァ?失礼なことは最初からやめてください」
ってムwwwカwwwツwwwクwwwwwww。ツンデレキャラってのは聞いてたけど、ヨーコにはデレでそれ以外の他者にはツンってことかよw。
てか
「ラジャラビ」
ラビ語尾!?!?!?。
スーツアクターさんが入ってるチダとゴリサキに対しウサダは完全にロボ状態だからかウサダがモロモロの説明を担うようですが、とりあえずヤバイ(わたしの耳と心臓が)。
黄色は紅一点+まだ少女と言っていい年齢設定ってなことで、気が強くて活発で、発言は我儘に聞こえなくもないんだけどでもそこが可愛い的なキャラになるんじゃないかと思ってたんで、まさかのバカキャラで驚いた(笑)。頭が悪いわけじゃなくて、世間知らずなバカみたい?。幼い頃に能力が発動して以来戦うための訓練をしてきたという設定らしいですが、ヒロムの姉ちゃんが弟は渡さないとゴネてたことからしてゴーバスターズに選ばれたものは家族と離れて組織の中で生活することを義務づけられているのでしょうからヨーコは“普通の子供”時代を送ることが許されなかったんじゃないかなと想像するわけで、とするとこの世間知らずなバカっぽさとある意味幼児性を感じさせる言動はヨーコの生い立ち、幼い娘を組織に渡した親との関係性も含めてシリアス話があるであろうことを予想させるわー。その時は絶対ウサダがいいとこ持っていくんだよね!。俺大丈夫かな・・・(まがお)。


わたしの裏お目当てである黒木司令はデスクで手を組んで肘ついてる姿がゲンドウと重なって見えたわけですが、基本は笑顔を見せないタイプ、なのかなー。能力は別として、理想の上司と言われたボスとは違い冷徹というか、職務上必要なこと以外は口にしない的な。
・・・とか思ってたらEDで司令が一番ノリノリなんですけどwwwwwwwwwwwwwwwww。つーかウインクwwwwwwwwwwwwwwときめく!!!!!!!!!!!!!!!!!。
きっとEDの司令が本来の司令なんだよね!だけど13年前に妻と娘を亡くしたせいであんなとっつき難い感じになっちゃったんだよね!敵への憎しみを忘れないために笑顔を封印してるんですよね!だけどヒロムが加わりゴーバスターズが正式稼動し戦い続ける中でだんだんと司令も変わっていき、最後はウインクかますようになるんですよね!!ときめく!!!!!!!!!。
眼鏡っこオペ女もマッシュルームオペ男も存在感はちゃんとあったし司令トリオの今後も楽しみなんだけど、普段はコの字配置なのにロボ出動時だけはなぜかオペレーターのデスクが動くのはいいとして(笑)、司令室がやけに暗いのは気になる。以前テレ東で放送してたケータイ捜査官7もこのくらい暗い“基地”でそれが秘密基地っぽさかつサイバーっぽさを出しててカッコよかったんだけど、司令室にいるのが司令を含めて三人ってのはやっぱり画面的に寂しいんでw、それを補うためにもモニターとかなんだかわかんないシステムとかさ、見た目としての「すごさ」があってもいいのになーと。せめて三人の真ん中にメインモニター的なものは欲しいよね。
ていうかこのシンプルさは恐らくバディロイドのツヤピカ感をより魅力的に見せるためという意図もあるんじゃないかと思うのだけど、それにしたってあまりにも硬質空間すぎるのでモフモフアイテムが欲しい!。マッシュルームオペ男がマリモ飼ってるとか!(笑)。
あ、そうそう!アバンで変身する前にリュウさんが黒いボールみたいなのを天井目掛けて?投げてたんだけど、あれは戦いの様子(情報)を司令室へ転送するためのカメラ的なアイテムなのだろうか。


そしてそしてエンター様。エンター様ああああああああああああああああああああああ!!(←今年これ何十回叫ぶことになるのだろうか^^)。
作業着+サングラスで窓ガラスぶち割り飛び込んできたヤツラを見て小首かしげるエンター様たまらんサバ!ニヤって笑う口元たまらんサバ!!へんなサングラス(こんなのも余裕で似合っちゃうエンター様!!)をカチューシャみたいにするの、こんなにサラっとやれるのエンター様ぐらいですよねサバアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!。


こんな感じで、今年もテンション高く1年を送ることができそうです^^。