『仮面ライダーフォーゼ』第23話「白・鳥・同・盟」

白い羽とともに満を持して降臨すぎるキッグナスさんに、廃れてしまったどころかおかしな人達のたまり場と化しているビリヤード場と某探偵事務所になんとも言えない気持ちになってしまいました・・・。
そして柊吾wwwwwwwwwwおまえ何しとんねんwwwww。あんなキチガイコスチュームなのにサラっと着こなす一方で、クイーンですら微妙なあの赤いコートも超絶似合ってしまうだなんて、柊吾・・・恐ろしい子っ!!。


で、うーーーーん・・・・・・なんだろうなぁ・・・何かが確実に違う気がするんだよなぁ・・・。俺正義を掲げる“ヒーロー”ってのは時々登場するけど、それを描くにあたりそっち側の正義にある程度頷ける面を与えた上でそれをどう(番組が描く)本当の正義が打ち破る・・・打ち負かす・・・打ち砕く・・・・・・どう表現すべきなのかよく分からない(ってかそれぐらい難しいネタな)んだけど、そこが肝だと思うのね。そこにどれだけの説得力と爽快感でもホロ苦さでもいいけど何らかの後味を残せるか、そこが正義VS正義を描く醍醐味だと思う。で、フォーゼという作品はこれまで明確な「正義」を示してないと思うわけですよ。ゾディアーツから「学園を守る」とは言うものの、スイッチを破壊することで“何を守った”つもりでいるのかよく分からないし、そもそも彼らがなぜそれを担っているのかも実はよく分からない。もう中盤も中盤なわけだしそれを今回の話で描くつもりなのかなと期待していたんだけど、でもキッグナスは独善的な“悪”でしかなくて、結局いつものフォーゼで終わりそうな気配だよね・・・。タチバナさんが正義のゾディアーツなんてものが現れる可能性は“限りなくゼロ”と言ってたけど、スイッチの(原動)力となるのがスイッチャーの悪意であるならばそれは当然のことなんだけど、だとしてもそこに言及はされないんだろうなと。
弦太朗とユウキがあのどう見ても宗教ってか洗脳にしか見えない「醜いあひるの子の会」にノリノリで馴染んじゃってるどころか「楽しい」とまで言っちゃってることをどうフォローするつもりなんだろ。おまけにそのせいで仲間のピンチに気付かなかったしね。てか前回感想で鬼島のことは放置でいいのか?と書いたけど、今回の冒頭でそれについて何らかの行動に出るとか話し合いが為されてるとかそういう描写があるかと思いきや、向こうが挨拶しにくるまで気にも留めてなかったどころかヒーロー話を自分のことだと思ってニヤニヤしてるとかお気軽すぎて眩暈がするわ。
柊吾のやりきりコスは別格としてw、今回唯一と言ってもいい“良かったところ”ってのは友子の言動とそれに伴い流星さんとの関係性がちょっと変わったことだったんだけど、かつて醜いあひるの子の会以上の狂信集団に属していた友子がこの会の異様さに“気分を悪くした”ってのは面白い展開だと思うんだ。あの時のことを思い起こさせられるからなのか、それともこの集団の根底にあるものがかつての自分たちが“本気で”信じていたものとは全く異なる“紛い物”であることを感じ取っているからなのかはわかりませんが、醜いあひるの子の会への突破口になるのは「ゴス・友子」だってのは面白いと思ったの。でも友子が襲われメテオが過剰に痛めつけられた+JKが仕入れてきた情報を聞いてキッグナス=悪と手の平返しで断定し、あんなやつがヒーローを名乗るなんて許せんっ!!ってな安直展開になりそうだよね・・・。ふぅー。
それはそうとして、友子が流星さんの心の声をズバリ読んでみせて、ついつい素面で「ホワチャー!」してしまった流星さんを友子が目撃し(つい本気出しちゃった流星さん可愛いw)、そして俺はフォーゼのように甘くはないと楯にされた友子を無視して攻撃するつもりができなかったメテオと、思いがけない流星さんと友子の関係にはときめいたわ!。つーか途中で抜けようとしたところをバレリーナ会長に咎められた流星さんの愛想の欠片もない「ツレ」発言に全力でときめいた!!!。あれもうただの流星さんですやん(笑)。


それから、速水校長が新入り幹部の蟹に期待通りの扱いされててニヤニヤが止まりませんw。
でも大文字先輩は母親のことを「ママ」と呼んでるとか幻滅。百歩譲ってママ呼びは聞かなかったことにしてやるとしても、それじゃ歩けねーだろ!?ってぐらいサイズ間違えた靴を学校まで履いてきたところで部室でぶつぶつ愚痴るとかマジ無理。母親に靴渡されたときに「サイズ違うよ」って言えばいいじゃん。言わずに履いてきたってことはママの前では「ママありがとう!うれしい!」とかなんとか言ってみせたんだろ?と。ないわー!ないわーーー!!。