『平清盛』第5回「海賊討伐」

取っ組みあいするマツケンとタマキング、それをニャンコなでなでしながら涼しい顔してニヤニヤ眺めるフジッキーは男子高校生の日常じゃないけど「(若手)武士の日常」っぽくてちょっとよかった(笑)。面白さを追及するマツケン、強さを求めるタマキング、そして美しさを求めるフジッキー(笑)と三者三様の“生き様”・・・という名のキャラ付けwもわかりやすかったし、この三人『だけ』のシーンならそれなりに少年・・・・・・・・・・・・はやっぱり無理だけど^^まぁ若者として見られるんだなぁ。つーかこうやって見るとフジッキーの「顔だけ男」っぷりが際立つw。
とりあえずこの中で一番興味あるのは強くなりたいタマキングとお供のてっぱん社長の珍道中です(笑)。為義-義朝ライン同様通清-正清ラインも「俺が父ちゃんを守ってやるよ」系なのか否か。義朝さんがしっかりものなので正清は天然がいいなー。義朝はさっさと先へ進みたいのに正清はのんびり団子食ってて、「早くしろよ!(イライラ)」「腹が減っては戦はできぬといいますよー(もぐもぐ)」「お前は食いすぎだ!」「じゃあお一つどうぞ(もぐもぐ)」「いらん!」「そんなにカリカリしてると皺が増えますよー(もぐもぐ)」的な(笑)。
あと川で身体洗うシーンも見たい(笑)。


ところで忠盛さんがわたしの知らん間に家盛の下に三男・四男と二人も子供作ってたことに白目ったんだけどw、宗子さんも、それからもしかしたら得子さんも、いわゆるダメンズ・・・・・・なのかしら?。宗子さんは忠盛さんの強さの中に弱さを、得子さんは鳥羽院の中にそのものズバリの脆さを見て取り、そこで「私がこの人を支えてやらねば!」スイッチが入っちゃったようにわたしには見えたんだけど(得子さんは少なからず打算が入ってるのでしょうがこの瞬間だけは純粋に鳥羽院のダメっぷりにキュンったのかなーと)、それってつまりダメンズよな?w。
この二人の心境もそうだし、あと忠正さんが清盛に吐露した複雑な心境ってのも鳥羽院が崇徳に抱く想いとシンクロさせてんのかなー。身分・立場は違えど心根の部分では同じ(ところもある)ってな感じで。
つーかそれよりもたまちゃんですよたまちゃん!!。「大好きなお爺さまと離されあなたのところへ嫁がされたショックで寝込んでたらあなたはお爺さまのところへ行っていいよと言ってくれた。やーさーしーいー!。だからその夜はいっぱい愛してもらいました。だから我慢しようと思えました。テヘっ☆」ってなにこのナチュラルボーンビッチ!!!。たまちゃんだけはシンクロを許されない唯一孤高の存在すぎるw。そら青筋+充血目で「そなたは物の怪じゃ・・・っ!」と思わず言ってしまう気持ちはとてもよく分かるし、こんなバケモノレベルの天然を相手にする鳥羽院には心底同情するけれど、でもそれを言ってるあなたも立派な物の怪(になりかけ)ですよー^^みたいなねー^^。
つーかもう先の院は死んだんだから過去にあったことはスッパリ忘れてたまちゃんを受け入れてやりゃあいいだろうに、ネチネチおどおど聞いちゃう鳥羽院も相当アレよね(笑)。それも「事後」に(笑)。完全に自分で傷口抉りまくってんじゃん(笑)。まぁ自分も物の怪になったら憧れのお姉様たまちゃんと話が合うかも!とか思っちゃう時点で真正ドM確定ですが(笑)。
しっかし三上鳥羽院は雨が似合うなー(笑)。


今回の忠正さんは正しい悪役で素敵でございましたが、これってつまりどう頑張っても清盛との和解はありえない・・・ってことですよね?。甥だと思って可愛がりたいけどでもどーーーーーーしても無理って、その理由がどうしようもないものだけに言われた方もだけど言う方も辛いよなぁ。血の繋がりがないからと抱くのを躊躇する清盛が宗子さんのアシストで弟になる赤子を抱くことが出来て、そしてあらゆるしがらみとか感情とかを抜きにして「可愛い」とか「愛おしい」と感じたことを見せておきながら、「でもお前は可愛いと思えなかった」ってさぁ・・・ほんっとにどうしようもないんだろうなぁ・・・。
となると、脇こそ少年にあるまじきフワッサー!っぷりではあるものの今んところは素直でいい子な弟・家盛が本心では兄のことをどう思ってるのか?ってことも気になってくるよなぁ。


サダヲはおいしすぎんだろ(笑)。まさか「誰でもよーーい」再びとは思わなかったw。つーか荷箱から出てきても違和感ゼロってどういうことw。サダヲの漫画チックな存在感はあの濃厚な貴族連中相手に演説するには浮いてしまうけど(その点同じ飛び道具でもしっかり馴染んでる二朗さん家成はすごいなぁ)、対マツケン清盛パートは逆にしっくり馴染んでるのが面白い。


海賊船は思った以上に禍々しくてワロタw。