『13歳のハローワーク』第2話

え?これって過去の自分(13歳当時の自分)に職業体験させるのではなく大人鉄平(とその舎弟)が毎度毎度あらゆる職場に潜入するってな話なの??。となるとターゲットとしてはやはり『バブル』を知ってる層向けのドラマなのか。まぁ時間帯を考えればそうだろうけど、だとしたらこのタイトルってどうなのかなぁと^^。これって「原案」なんだっけ?。
そこいらへんを気にしなければドラマ自体は結構面白い。過去の人間に関わりまくることは許されるのに事前に仕込んでった競馬や株の情報を元に儲けようとすることには歴史の修正力が働き、鉄平の素性を明かそうとすると13歳の鉄平の身体に影響が出る=過去の自分が死ぬというざっくり設定も含めてw。
前回も今回も鉄平という軸の上で過去のちょっとした熱血人情物語が現在で大なり小なりの花をつけてるってな話だったんだけど、鉄平の関わり方は違うんだけど、でもどちらも現在パートで好きなことを仕事に出来ていて、例え場末のオタショップだろうがお金がないナット工場だろうが、それでも幸せそうだから気持ちよく見られるんだろうなぁ。話の流れからするとあのナット工場は現在HONDAやパナぐらいの一流企業になってそうなのにそういう幸せではないものをつかんでたと。前回は元々好きな仕事じゃないけど“自分で”発想の転換をしたことで、今回は“自分の”夢を貫きとおした結果今があって、それはあくまでもそれぞれが自分で選んだ現在であって鉄平はほんの少し背中を押しただけだってのも描き方のスタンスとして気持ちいい。言ってることとしては要は「気の持ちよう」ってことなんだけどさ。
てか今回はカネゴン恋物語として見ても面白かった(笑)。
で、今回劇中でもヨコヤマさん→古ちんであることが明らかになったわけですが、昔兄貴と慕ってた人がいなかったかと鉄平に聞かれて見せたあの険しい表情はなんなんだろ。最初は忘れてたのに鉄平の後ろ姿を見てるうちにぼんやりと記憶が甦ってきた・・・的な表情じゃなかったよねぇ?。この先古ちん高野が“兄貴”にそっくりの鉄平に敵意を持つような出来事が起こるってことなんだろうか。でも盤面が割れてる時計を今も嵌め続けてるという複雑な想いを抱くような何かが。それがどんなものなのか現時点では全く予想つかないし、それに鉄平が直面した時鉄平とヨコヤマ高野の関係が、鉄平と古ちん高野の関係がどう変わるのか、そこいらへんはすごく楽しみ。「13歳のハローワーク」とは全く関係なさそうだけど(笑)。


しかし武井証くん育ったな・・・・・・。