- 作者: 遠藤武文
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2011/09/26
- メディア: 単行本
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でも、所謂ノワール調で描かれているのですがとってつけた感があるというか、特に冒頭の母親に対する周囲の人達の言動なんかは蛇足かなぁと。その時点ではそうとはまだ分からないもののかなりごちゃごちゃした相関図なんで、この場で必要な“母親が持っていた瓶を刑事が拾った”というただそれだけの描写に留め余計な要素はなるべく省いて展開そのものに集中できた方がずっと読みやすいと思うんだけどなぁ。
このオチの前ではそれぞれの視点のその後などどうでもいいという意図があるのかもしれませんが、豪快な放置っぷりも不満が残る。