『牙狼<GARO>〜MAKAISENKI〜』第6話「手紙」

零はやっぱりやさしいなぁ。そして鋼牙ほど強くない。だからわたしは零が好きだ。
冒頭の鋼牙VS零のガチンコ勝負→久々にみんなでご飯食べよう!→こそっと冴島邸をあとにする零ってのがどういうことなのか分からなかったんだけど、見終わってみたら零はこれからやらねばならないことに対し迷いを断ち切るために鋼牙のところへ来たんだなと。仕事とはいえ息子を失った老夫婦から希望を奪う結果になることを、そして恐らくその結果夫婦が選ぶであろう道を零は分かってて、もっと言うと零は“大切な存在を失った”気持ちが分かるわけでさ、それでもやらねばならないから鋼牙と剣をあわせることで鋼牙の強さを分けてもらうというか、借りたかったんじゃないかなーと。
そう思ったら出されたご飯を綺麗に食べ終えニッコリ笑って「ごちそうさま」って言ったのは、夫婦に対する零なりの精一杯の気持ちだったんだろうなって。だって鋼牙だったら「飯などいらん」「茶もいらん」って問答無用で樹に斬りかかるじゃん、絶対(笑)。零の単独お仕事回って今回が初めてだと思うんだけど(なのにOPクレジットに名前出してもらえないとか・・・)、多分零はいつもこうやって関わってしまうのではないかな。それで余計な痛みや哀しみを背負ってしまう。零のあのヘラヘラ笑いはそういうものを隠すため、なのでは?とか思ったら超モエんだけど。
ていうか藤田くんってば畳返し超似合うよね(笑)。あのシーンは壬生たんの姿がダブった(笑)。
だがしかし藤田くんの触手プレイに興味はないです(キッパリw)。


そんでもって高野です。眞人です。いつも書いてない感想を今回は書こうと思った理由は高野が出たからです。あのカメラ片手にした眞人の写真がどえらいカッコよかったと、ただそれだけを残しておきたかったのです。
眞人ってば両親の手を焼かせてたんだろうねぇ。中高ぐらいまでは田舎でブイブイ言わせてたんじゃないかと想像するんだけどw、そんな眞人が村の自然を撮りに来たカメラマンと出会いその写真に魅せられ、心入れ替えてバイトしていいカメラ買って都会の専門学校に入学してカメラの勉強して、でも自分の写真がなかなか撮れず悩み、そんな時母親に一度帰ってきたらと言われ帰省し、母親のまずい肉じゃが食べて父親と酒酌み交わし、次の日もうちょっと自分にしか撮れないものを見つけるためにあがいてみるよと言い残して東京に戻った息子が選んだのが「戦争カメラマン」という道だったのではないかなーなんて想像した。自然にそれだけの背景が浮かんでくるような小松&松金夫婦の佇まいだった。
親より先に子供が死んじゃうのはダメだよね・・・。