『境界線上のホライゾン』第7話「武蔵の騎士」

あーーーーーー、仕方ないっちゃ仕方ないんだけどシロジロと副隊長以下警備隊とのやりとりほぼカットかー。ここの信頼ってか友情関係ってか燃えるんだけどなぁ。その場面を例えばあちこちで一般生徒たちがモニター越しに見てる(聞いてる)カットを挟むことでシロジロの言う「既に全生徒の暫定代表権は同意を得ている」って言葉に俄然説得力が出るのに。ただでさえ“この学校ってこいつら以外の生徒いないの?と言われてるぐらいなんだからさ。おまけにそれに伴い当然三要先生唯一の見せ場もカットになるわけで・・・だからモブ兵士の“死なずに毎日小さな幸せを積み上げることが大事であるならば「自ら死を望むことを必要とされる姫ホライゾンは、・・・・・何なんでしょうね」”というお前よく言った!!!な名シーンもカットになるわけで・・・・・・アニメってどうして尺があるんだろうね?。
タイトルであるネイトを代表とする武蔵の騎士たちがどういう存在で各地でどういう役割を果たしてて、そんな彼らがこの現状に対し何をどう考え教導院(学生達)と相対しようと思ったのか、一言で言っちゃえば「市民革命」の話をまるっと端折ったおかげでネイト対ベルさん戦の意味が伝わらないんじゃないかなぁ?。シロ君のこと惚気るハイディは可愛かったけど、それやるなら多少説明台詞に聞こえようともネイトに“騎士が市民に負けることで武蔵住民を市民革命の経験者とさせ、今後各地で起きるであろう同様の動きに際し経験を活かし中心となることで武蔵住民の立場を守る”ってことを正純との会話ででも心の声ででも会議描写の中ででも言わせたほうがよかったような。まぁアニメではもっと単純に騎士という武力を自ら捨てることで学生達の反抗心を抑えようと考えたってことなのかもだけど。
見事に転んだベルさんを颯爽と助けるネイトの騎士っぷりはタイトルになるぐらいネイトの騎士としての本能ってかプライド全開の超カッコイイシーンになるはずなのに、ベルばらもどきの本気エフェクトすぎて完全にギャグ描写になってたしな^^。いやこれはこれでアリではあるんだけどw、ここまでこれに気合入れるならネイトの立場説明もうちょい頑張れよと思ったけどな^^。ていうかせっかくこんな絶好のネタがあるのにガッちゃんがなにもしないとかありえないんだけどな!!!。
つーかもしかしたら次回の冒頭であるかなーという微かな期待を抱いてはいるんだけどさ、ネイトがトーリに「フラれてしまえばいいんですわ」と言ったことを詫びたところでの

「馬っ鹿、オマエ、別にそんなん気にすんなよ?―――俺はオマエの期待値以上の男だぜ?だから、もし気にしてるんなら、ホライゾンを救うのに手を貸せよ。そして救ったらこう言えよな? “私がいたおかげでフラれずに済みましたわね” って」
「――――」
「頼むぜ。オマエは俺達の騎士なんだから。―――オマエがいた方がホライゾンは救いやすい。ずっと昔に約束したな?―――騎士様」
最後の言葉に、ふと、面を上げたミトツダイラが表情を緩めた。
彼女は、苦笑ともとれる笑みを唇からこぼし、
「古いことばかり憶えてるんですのね。だったらこう言うべきですわね」
遣り取りに皆が首を傾げるのにも構わず、ミトツダイラは改めて一礼して口を開いた。
「存分に。―――我が王よ」

ってこのトーリとの遣り取り!これこそが『武蔵の騎士』だろうがと!!百歩譲ってネイトはトーリの犬描写は端折っていいとしても、これカットってちょっとありえないレベルだと思うの。前回感想内で引用した部分もそうだったけどトーリのカッコイイ描写とかとんでもなく優しいところが伝わる台詞がカットしまくられてんのってやっぱ意図的なんかなぁ。
これまでのところネイトはトーリたちとの間にやや距離を置いてるというか、そこまで馴れ合ってないっぽいような描写が意識してなされてるように思うのだけど、ここで「我が王よ」発言を入れておかないとネイトのトーリに対する忠誠心が今後の展開を思うと後付けってか原作とは微妙に違って見えてしまいそうでちょっと心配。
つーか欲を言えば福山トーリに「あれだよな、ソレ、つまり、上手く言えねえけど、―――三河の次期君主になるの、嫌だったんだよな?ホライゾンの代わりになるの、嫌だろ?」「昨日、言ったもんな?告白とか、そういう誰かの代理になるのは嫌だって」ってこの台詞を言って欲しかったんだよおおおおおおおお><。
でもまぁネイトの目的にちゃんと気付いたネシンバラ→ベルさんへの「止めて!」はガン無視されたのに、詳しいことは絶対分かってねーだろオメエ(笑)だけど本能でヤバイと感じたのであろうトーリの「良くねぇな。ベルさんちょっとネイト止めてくんね?」で事態が動いたってのでギリギリフォローかなー。
例によって外道会話はフルカットなものの(せめてテンゾーに土下座しろよ発言ぐらいはあってもいいのにー!)円陣シーンはよかったー!。ネシンバラとアデーレのめがねっこコンビは可愛かったし、ノリキ・トーリ・テンゾーはやっぱりセットでモッコリするし、そしてネンジ君wwwあれ?ネンジ君どこだよ!?と思ったら御広敷の腹下あたりに赤半透明の物体がいやがったwwwww。こういう梅組キャッキャシーンは心底和むわー。同時にこいつらなら大丈夫だべって気持ちになる。
そしてアニメ化に際し見所の一つになるであろう地摺朱雀対シロジロ戦はさすがのサンライズ!だったけど、ここも最初は余裕かましてノリノリだったエロイ武神(さすがにスカートの中はのぞかないけどwww)がシロジロ潰したと思ったら棺おけ状態(笑)になってて驚いてる間に建物壊して降参って、これがどういうことなのか伝わるのかなぁ。大抵のことはどうとでもなる金の力ある意味最強でそれを使えるシロ君(武蔵)最強なのはわかるだろうけど!シロ君が超絶素敵なことは伝わるだろうけど!!頭にエリマキ(白狐)乗せてるシロ君が超汚いってことは伝わりまくりだろうけど!!!。ていうか歩いてると時折ハイディが付いてきてるか振り向いて確認するシロ君ってばあんな顔して地味に超汚いいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいっ><(←くねくねしながら)。


馬鹿のあの発言で引きになるのはある程度予想できたけど、そこでイノケンの水ドバドバとガル茂のほっぺたに付いたごはんつぶをヒョイパクするぎんさんまでやるとは思わなんだ・・・。文字ではなく映像で見せられるといかにガル茂が罪深いかよーくわかるわね・・・・・・。