わたしカニには滅法弱いが可哀想な平田満にも激弱なんだよおおおおおおおおおお(´;ω;`)
平田満ボイスで読まれた妖怪さん(ってこの呼び方がまたいいのよー!)たちへのお手紙にそれぞれのちっちゃな幸せ映像被せられたら泣くしかない(´;ω;`)
特にもう未来も希望もないオンボロクーラー(室外機)が小さな花を育んでたってのと、片手で卵割れたー!しかも双子卵!!が上手すぎる(´;ω;`)
負の感情ではなく、なんなんだろうなぁ・・・・・・多分ベム様たち自身も自分の中でうねる感情がなんなのか分かんなかったからこそなんだろうけど、「うおおおお!」と叫びながら妖怪になっちゃうとかさー、これまでも変身しちゃうときはいつも胸が押しつぶされそうなほどの哀しみと痛みが伝わってきたんだけど、今回も胸が押しつぶされそうなことに変わりはないし切なさハンパないんだけど、でもでもすっごく温かくて、ダラダラ泣きながらもでも三人のうおーに爆笑しちゃったわよ(笑)。どこまでも不器用なヤツラすぎる(笑)。
平田満の和久井さんも流しそうめん祭りにやってこなかったからまさか部屋で穏やかな笑み浮かべて亡くなってました・・・なんてことになってるのかと思いきや、残りの時間を前向きに過ごそうと決意し旅に出たってな展開でホッとしつつも多分三人に自分の死を見せたくなかったんだろうなぁって、楽しい思い出を残して三人の前から旅立ちたかったんだろうなって、まるで死期を悟ってどこかへ言っちゃう猫のようで、それがまた胸をえぐるわけですよ。
いやさー、マジでかめたんの妖怪人間ベムで本気泣きさせられるとは思わなかったよねぇ・・・・・・。
つーか三人のバランスが神がかってるわ。かめたんベム様はひたすら切なく杏ベラ姐さんは身体張って笑いとってくれるし(笑)、ベロたんはネジの話もよかったけど今回で言えば『肩車』だよね!。ベロ君は息子って言うより孫でベム君が息子かなーって何気ない台詞がベム様にとってどれだけ大切なものになるのかと思ったらもうキュウウウウウウウウンってなる(ていうかマイナスの感情だけでなくプラスの感情でも昂ぶったら変身しちゃうとなるとベム様はよくこの場で変身するのを耐えたなとw)。三人がドラマの中でしっかりと役割を果たしそれが絶妙な効果を生んでるんだよね。それプラス今回のゲストである和久井さんのエピソードに絡め久々にピアノの音を聞いて不安定になっちゃう夏目嫁と優しく宥める無駄にエロい夏目、そんな親との関係に複雑な感情を抱いてる娘と夏目家話も無理なく進めてて(まぁいきなり見ず知らずのおっさん連れてきてピアノ弾かせろって頼みそのものは無謀と言えるんだけどw)、展開に無理がないから思う存分ベム様が放出する切なさにウットリできるのよー。
もちろん細田くんのクズ役は完璧な!。この追い詰められてワー!となった細田くんのクズさがあるからこそベム様たちの「それでも人間になりたい」と願う気持ちにより一層の切実さが加わるのよね。
あー!細田くんのバイクを特定した被害者のおばあちゃんもカッコよかったわー!。人生のある一点にあった他人との関わりが今のおばあちゃんの人生に彩りを与えてて、それは和久井さんとベム様たちの交流とさりげなくリンクしてて、で、細田くんの言い分はあまりにも極論すぎるけどでも多分社会人として必死に働いてる人ならば、これから超高齢化社会を支えていかねばならない若い世代であればその欠片程度は誰もが一度は思ったことがあると思うんだ。でもそんな細田くん逮捕のキッカケとなるのがあのおばあちゃんの発言で、若くてもクズとして生きてるのとこれまでの人生が今この瞬間にしっかりと活きてるおばあちゃんとどっちがより“生きてる”と言えるのかなーと、死ぬときに笑ってられるのはどっちなのだろうかって考えさせられるし。ここいらへんも良バランスだなと思う。
ほんっと面白い!っていうかいいドラマだよなー。あらゆる面において3話は最高の出来と言っていいと思うのだけど、しかしこんなに早い段階でこれだけのもの作っちゃって最後までもつのだろうかと逆に心配・・・予告なかったし・・・。