『妖怪人間ベム』第2話

1話の時点で特撮枠であることは気付いてましたが、2話で蟹をネタにするとかわかりすぎてて辛い・・・。わたしカニには滅法弱いの・・・・・・。
初回でレギュラー人物の紹介をやったら2話以降はベラならベラ、ベロならベロと一人をメインに据えてゲストと話を展開するのが連ドラとしてはセオリーだと思うのだけど、ムチきたーーーーーーーーーー!!なベラ姐さんと♪なにかいいこと ないかなああっ!の女子高生との交流がメインではあったけど、そこにベロたんと風間さんを絡ませ、これは毎回のある意味メイン要素になるのであろう夏目刑事×ベム様の切なシーンでアクセントをつけると盛りだくさんの内容でありながら散漫にならず一つの物語として全体のバランスが程よくて、“見やすい”ドラマだなぁ。女子高生はレギュラーのようですが、「変わる」というのは妖怪から人間に変わりたいと願うベムベラベロを描くこのドラマの云わばメインテーマにあたると思うのだけど、妖怪たちだけでなく女子高生が「変わる」物語としても描くということか。あがた森魚さんがキリンの例えを出してたり、ベラ姐さんが“人間に生まれただけで充分羨ましいのにね”と言ったことや厨二全開の風間さんを見て“これが自分のなりたかった人間なのか?”と自問するベム様を合わせて考えるに、自分が他人からどう見られてるのかってのは相手によって違うわけで、だから自分で自分はこうなんだと決め付けるものではないと、妖怪であれ人間であれ大切なのは自分がどうありたいかをしっかりと持つことだってのがテーマなのかなぁと。結構難しいテーマだけど2話を見る限りでは重さと軽さのバランスを上手いこととってくれそうなんで、今んとこはほんと文句ナシですわ。
あとやっぱ妖怪バトルシーンは夜の方が断然映える。映えるっつっても画面暗すぎてよく見えないんだけどw、明るい外光の下だとやっぱりチープさが気になってしまうので(中の人の動き(とヒップ)を堪能するという意味ではむしろ蛍光灯の真下で動いて欲しくはありますがw)、今後も出来るだけ暗黒な感じでお願いしたいです。
てかどうやら妖怪たちは本来の姿に戻ると着衣が破れてしまうようですが、普段着用してるあの・・・・・・ちょっと現代のセンスからは外れるお洋服は妖怪の力で作りだしてるものなのでしょうか?。普段草とか食べてるぐらいだから服を買うお金ないんだろうし、あれしか作れないってんなら仕方ないとは思うんだけど、どうにかしてもうちょっと・・・・・・目立たない格好したほうがいいんじゃないかなーなんて^^。特にベラ姐さん(笑)。
かめたんベム様は今回も切なさクライマックスで悶えさせられまくりでございました。かめたんに憂いを帯びた目をさせたら若手随一ですわ!!。大っきなカニ見つけましょうねっ♪とウキウキした直後にバケモノ言われて一気に現実に引き戻されて哀しそうな顔するベム様にキュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウッンってなる。ベム様がこんなにも哀しいお顔をしてるってのにそれに全く気付かずカニ取ったどーーーーーーーーーーー!ってヒャッハーしてる夏目がまたクッソ鈍感でさぁ!この一方通行感がタマランたまらんたまらーーーーーーーーーーーーーっん!!!。
それでいてベラベロといる時はやさしくて穏やかな兄ちゃんでさぁ、ベラ姐さんの肩に小猿乗ってるの見て超カッコイイ2度見するとかあれ卑怯すぎんだろwwwww。こんなギャップ見せられて好きにならないほうがどうかしてるw。


かざぽんの「あーあ」に込められた空虚っぷりはさすがの職人芸でございました。次は細田くんですってよ。柄本っちゃんに液体注入されるメンツ歪みなさすぎ(笑)。