『深夜食堂』第十二話「唐揚げとハイボール」

サヤと兄ちゃんの関係性の象徴としての「唐揚げ」、「ハイボール」に詰まったマスターの優しさとデレ(笑)、前回に続き今回もいいとこ一人でガッツリもってったゲンちゃんと話自体は良かったし、なによりラストのワンポイントアドバイスもやってくれて(アドバイス入れるタイミングはどうかと思うものの)満足ではあったけど、でもやっぱりめしやパートが少ないよなぁ・・・・・・。前回(一話〜十話)もわたしの中でそういう印象として残っているだけで実際にはこれぐらいのバランスだったのかもしれませんが、圧倒的にマスター不足。別にマスターに喋って欲しいわけじゃなくてさ、めしやで交わされる会話とか客の返事を求めているわけではない話を煙草くゆらせながら黙って聞いてるマスターが見たい・・・ってか存在を感じたいわけですよ。前回はここまではっきりあれやこれやを見せなくともそういうことなんだなーと“分かる”作りになってた気がするんだけど・・・。それでも昼間の映像が多かった初回(十一話)と比べたら“深夜食堂度”はかなり上がったとは思うし、まぁこれだけのセット作られるとめしやの外でも撮りたくなるのでしょうが(笑)。あとやっぱり歌詞付きのBGMが耳障り。
サヤとヒモ男とゲンちゃんの揉め事に野口刑事とその部下が仲裁に入るのはドラマ的偶然として、ヒモ男がサヤを殴る→殴られた女の顔を見て表情が一変する若い方の刑事→妹になにすんだコラァ!の流れがドラマティックすぎた。そんで兄ちゃんに戻った部下に光石さんの野口刑事が黙って付き合ってくれて、そこでボソッとマスターがサヤちゃんがした唐揚げの話を聞かせ、結局サヤちゃんはヒモ男と別れて髪を切り晴れやかな顔で唐揚げとハイボールを味わい、そんなサヤちゃんを喜ばしいとは思ってるもののちょっと寂しい常連さんとついに歴史が動いたことを冷やかされ珍しくドタバタするマスターとw、気持ちよく眠れそうなオチは良かったわー。
ていうかゲンちゃんまじ男前すぎ!!!!!兄妹がいるところへヒモ男つれてきてそのままゲンちゃんもカウンターに座るかと思ったのに、連れてきただけで黙っていずこへ去っていくとか漢すぎる!!。竜さんの下でしっかり男磨いてるんだなーってホクホクしたわよ!。