『花ざかりの君たちへ〜イケメン☆パラダイス〜2011』第7話

えーと、前作と今作は同一軸の話ではないんだよね?。前回と今回はパラレルというか、並行軸で進んでる話、ということなんですよね?。
・・・ということを確認したかった理由は、同じ「ダンスイベント回」とはいえパーティといいつつコンテストだった前回と純然たるダンスパーティだった今回とじゃ趣旨も趣向もあまりにも違いすぎたんで(笑)。
ていうか瑞稀たちが『OB』あてにダンスパーティ参加を呼びかけるお手紙を出したもんだから、ひばり様のみならず(暇な)前回キャスト大量投入きちゃうっ!?恥も外聞もかなぐり捨ててなりふり構わぬテコいれまくりきちゃうのかっ!?!?とドキドキしまくった自分が気の毒すぎて・・・・・・。あれOBすぎるだろ・・・・・・・・・。
てか前回のダンスコンテストってあれ何だったんだっけ?単なる恒例のダンスパーティという名のバカ騒ぎだったような記憶があるんだけど^^、今回は廃校を目前にした生徒たちが存続のために自主的に(製作費まで自分たちで工面して)行うというドラマ全体を通して展開上“必要な”イベントであったし(OB呼んで何するつもりだったのかわかんなかったけど)、仲違いしちゃったというか素直になれなかった佐野と瑞稀がお互いを気にし合いそして部屋でイヤホン片耳ずつ挿して「ラスト曲を踊ったカップルは永遠だ」という言い伝えを二人だけで実行する流れは丁寧に描いてたし、瑞稀のことを譲るつもりはさらさらないけど二人がギクシャクしてるのはいやだという中津の複雑な胸中もまぁ見えたんで(台詞上でしかなかったけど)、本筋的には悪くなかったと思う。だけどやっぱりこのドラマは『イケパラ』なわけでさ、馬鹿騒ぎだけやってりゃいいとまでは言わないけどでも馬鹿騒ぎも大事なわけじゃん。こんなに重苦しい(画面がはじけてない)ダンスパーティ初めて見たわよ・・・・・・。
てか雰囲気だけでなくなんであんなムーディな、言い換えれば薄暗い空間にしちゃったんだろ。そういう雰囲気を作ることと実際の映像の暗さは別ものじゃないのかと。ただでさえ背景の生徒たちが壁と同化しちゃってマジ背景になっちゃってるじゃねーの。一馬に一瞬タップ踊らせたり(自分から踊ったのかもだけど)MJの格好してる子がいたりヘッドフォン男子がDJやってたりとイケメンカタログで紹介されたネタがちょいちょい入ってたように見えたけど、せっかくみんな正装(笑)してるんだからそれこそイケメンコレクションとして一人ひとりちゃんと映してあげればいいのになー。せっかく難波先輩豹柄ジャケット着てたのにー(笑)。
ていうかここまでまともな出番らしき出番がなかった野江くん役の鈴木勝大くんがついに目立てるシチュエーションきたわーーーーーーーーー!と思ったのに、なんか女とキャッキャ裁縫してるもんだから野江くん何やってるの・・・?って真顔になったところで「彼女と喧嘩しちゃった」ってマジでなにそれ。野江くんに彼女いるとかわたし聞いてない。前回関目みたいにちゃんと前フリ(ていうかネタ扱い)があるならいいけどいきなりそんなこと言われてもテンション下がるんですけど・・・・・(ていうかもう最底辺まで下がりきってるのでさらに下がる余地はほとんどないんですけども)。
その反面萱島の能力がお前ナニモンだよ!?ってなレベルになってきてんだけど、これは萱島の設定が便利に使われているのかトモ兄貴が実力で出番(台詞)をもぎ取っているのかどっちですか?。このトモ兄貴萱島一人いればたくみ梅田とれんれん難波先輩の叔父甥コンビいらないと思うの^^。ていうかもう難波先輩1話に1回とってつけたような青春台詞吐くだけでモブに両足突っ込んでると思うんだけど^^(でもそこで萱島の出番増量はトモ兄貴の力なのではと思うようにれんれんの出番が減ったのはその程度の力しかないからだとは考えません!だってれんれんが好きだから!w)。


オスカーと違い「ひばり様」として再登場したイワマユはさすがの一言。つい最近前回天王寺とともにdqn夫婦を見事なまでに演じてたぐらいだし、今をときめく国民的アイドルと並んだらさすがにかつての威光を発揮するのは難しいのではないだろうかと案じてたわけですが、四年前よりもいい意味で貫禄が増した頼りになるひばり様ですげーなと!!。面白さは圧倒的に前回まさおとのカップルだけど今回のガチライバル関係ってのも悪くなかったし(タンゴが戦いにしか見えなかったよw)(ていうか元々はバレエをやってたはずなのになぜにタンゴw)、アイドルと女優の違いを見せつけただけでなくこれまで女子どもがひばり様ひばり様と特別視してたのもむべなるかなと思わせる華があったもんね。
姜くんは100%話題づくりで急遽登板してもらったんだろうけど、イワマユは最初からシークレット扱いとしてキャスティングされてたのかなぁ?。もし今回イワマユひばり様が出てなかったらと思うと恐ろしい・・・。


で、一つ素朴な疑問があるんだけど、中津はまだ瑞稀が女だということに気がついてないよね?。自分は男である瑞稀のことが好きだと。でもって男である瑞稀が男である佐野のことが好きだってこともまぁ気付いてるんだろう。じゃあ佐野の気持ちはどうだと思ってるんだ?。ことあるごとに確認してるから佐野が瑞稀に対して自分が抱いているような気持ちを持ってないとは思ってる・・・ってかそう思いたい気持ちでいるのかなーなんて思うんだけど、前回中津ほど「俺はホモじゃなーーーーーーい!」と悶絶してるような感じはしないんで(そういうシーンはあったけど見てる側にはさほどその苦悩が伝わってきてはいないという意味で)、ふっつーに男同士の三角関係を甘受してるように見えるのはいかがなもんかと。ま、世の中には登場人物がほとんど男子同士の恋愛をしてる(してない人も男子同士の恋愛になんら疑問や嫌悪を抱くようなことは一切ない)学園は結構あったりするんでw、それはそれで構わないんですけどねw。


今回一番面白かったのは佐野が使ってるシャンプーとして「メリット」が映ったシーンでした(笑)。確かにシャンプー買ってきておいてとお願いしてはいたけど、なにあの撮ってくださいと云わんばかりの置かれ方(笑)。なんかメリットさんがイケメンに見えたんだけど(笑)。