『仮面ライダーオーズ/OOO』第47話「赤いヒビと満足と映司の器」

りょんりょんアンク美しい・・・・・・・・・・・・(呆然)。
前前回・前回あたりで思ったことや感じたこと、それら全てがアンクのあの壮絶な笑みでもっての「満足してる」でそれこそ満たされた・・・気がしました。
正直1年やってきて回想シーンが「エージ」「エージ」「エージ!」の連続メダル投げ(しかない)ってのは一瞬真顔になったけど、映司からの「ありがとう」とそして今日の分のアイス代、それがアンクに“満足”を与えたというその事実だけでもういいわ。決して満たされないからこそグリードなのであって、満たされてしまったらもうグリードではいられないということなのでしょうが、言い換えればそれはグリード(=メダルに宿った意識・・・というけど、じゃあその意識はどこから来たんだ?と考えると未だ明確に定義することができないでいるんだけど)としてではなくむしろ“人間に近い存在”として“死ねる”ってことなわけでしょ。しかも残された時間を『使えるバカ』のために使いながら。おいおいアンクの物語としてはなんだかんだで萌えまくりじゃねーの。
てか比奈ちゃんに「(兄貴の身体は)大丈夫だから」って言ってあげるその声音がやーばい!。わたしにとってアンクのツンデレはあんまり好みのツンデレじゃなくて、設定だけなら映司とアンクの関係性は大好物のはずなのにそれもあってどうしてものめり込めなかったんだけど、比奈ちゃんへのこの心配するな発言はアンクのツンに対するアンクのデレとしてカンペキすぎて変な声が漏れました。弱ったりょんりょんアンクまじまじ美しい。これまで突っ張ってた分存在の儚さが際立つ。さすがメイクに2時間かけてるだけはある(笑)。
バース組についても前回抱いた伊達さんの復活によって後藤さんの成長が霞んでしまったではないか!という不満をスッキリ解消してくれたんでまぁよかったです。でも前回に続き今回もWバースでドクターや暴走映司、そしてついに登場した完全態ウヴァさんに肉弾戦挑んでたけど、ガメル相手に捨て身の攻撃が効いたのはドクターが前もってメダルにヒビ入れてくれてたからだってこと分かってんのかな・・・。それ知らずに俺ら二人でかかれば完全態だろうが倒せるぜ!!とか思ってそうでとても心配なんですが^^。
ていうかアンクもこんなことになってしまった今、まさかまさかの(完全態)グリード最強ポジをウヴァさんが担うことになるとはねぇ・・・。ドクターに最後の1枚をぶっこまれるウヴァさんを見ながら『残り物には福がある』って昔の人はよく言ったもんだよなぁ・・・なんて思ったり(笑)。もうこの作品においてパワーバランスについては考えても無駄なんで、ここは素直にウヴァさんすげーカッケー!と喜んでおきます^^。虫けらとかおめーが言うな!なんていいませんよ^^。
キヨちゃんに火がつき終末思想の源である火事がフラッシュバックしたことで心の中にある最後の扉が開かれるのかと思いきや、最後の最期まで遊び心(笑)を忘れないドクターとキヨちゃんはここまでいくとむしろ清々しい気すらしますが、今回いきなり泣き真似しだした会長のテンションがパニック時のドクターと似てる気がしたんで(オイオイこのオッサン突然どうしちゃったよきめえよ・・・と周囲を引かせる感じがw)、アプローチこそ真逆だけどこの二人ってやっぱり似てるよなぁとか思った。
結局映司にとっての『敵』ってのは誰なんだろうなぁ。ドクターはわかりやすい敵だけど(ラス前でようやく知世子さんが映司たちの事情を知ったけど、ドクターの姉と知世子さんが激似だという設定をドクターがらみで活かすのは尺的に無理だよね。モッタイないよなぁ)、残り時間から考えるにどうこうする時間はほぼないであろう鴻上会長はこの作品にとってどういう存在だったということになるのだろうかと。あの赤いリボン付の小箱の中身も気になるし、セルメダル大量投入でオーズに何かをさせようと思ってるわけだよね?。それは恐らくヒーローとしては好ましくない目的なのではないかと思うわけでさ、そこまで描いてくれるのかと。それによっちゃ鴻上ファウンデーションの力(財力及び技術力)を使い“世界を救う”つもりでいた後藤さんのメンタルにも少なからずの影響があるはずなんだから!(だがしかし今の後藤さんはそれを乗り越えられるだけの強さを身につけてんだけどー!←じまんげw)。


でさ、やっぱり思うの。映司は『どんな場所にもどんな人にも届く俺の手。・・・・・・・力』が欲しいんだってことは分かったけど、その力を手に入れて何がしたいのか?ってことが問題なのではないのかと。800年前の王も力を欲しがりメダル全てを取り込んだわけだよね?。王の目的は多分その力を使い『世界を支配する』ってことなわけで、映司はこれまでの言動とかつての活動内容、そして地球サイズの夢から判断するにその力を使って『世界を自分の手で救いたい』ってこと・・・だよね?。で、そう簡単な話ではないってことは分かるんだけどさ、でもそれって結局両方ともオーズ(メダル)の力を使って『世界を一つにしようとする』ってことに繋がるんじゃないのか?。違いと言えば800年前の王は自分のために力を行使しようとし、映司は世界中の人々のために力を手に入れようとしてるってことなわけで。で、映司のその想いが、どこまでも人々のために手を伸ばしたいという映司の想いが「欲望」であるというのならば、王と映司は表裏の存在ってことになるのかなぁと。力(暴力や恐怖心)でもって世界を手中に収めることも、全ての人々を救いまくることで争いのない世界にすることも、世界が一つになるという結果自体は同じ。前者を悪、後者を善と仮に呼ぶとするならば、オーズの力は悪にもなり善にもなるわけで、どんだけ器がデカかろうがそれは人間(映司)一人が抱えられるようなものではないんじゃないかなぁ。それが伊達さんの言う「そんな手で何を守る!?どこに届く!!」ってことなんじゃないなぁ。自分でも何言ってるかわかんなくなってきたけど。
とにもかくにもあとは最終回を残すのみ。なにがどうなったらそんな上等なことが可能になるのかさっぱり分かりませんがw、みんなが笑って終わってくれればいいなと思います。



でもってついに拝めたフォーゼの予告ですが、冒頭のシルエットがどうみても怪人。思いっきり怪人です(笑)。
そんで生徒たちの制服(ブレザー)の色がどうみてもBL作品のソレにしか見えません^^。ちょおおおおおおおお楽しみ!!!!!(笑)。