古野 まほろ『命に三つの鐘が鳴る Wの悲劇'75』

命に三つの鐘が鳴る Wの悲劇'75

命に三つの鐘が鳴る Wの悲劇'75

天帝シリーズの二条警視が主役ということでまさにワクテカでページをめくりました。
まほろ流昼ドラですね!(ドヤ顔で)。
ていうか二条さんを筆頭に主要キャラが個性的でチームものの警察小説としてこれはかなりイイ!!・・・・・・・・・と思います(そう言い切るのはちょっと不安(笑))。まほろ成分を取っ払ってしまえば事件を構成する要素はモロ昼ドラっぽいネタなんですが、そこに辿り着くまでの二条さんと我妻の駆け引きは耽美的ですらあるし、巻いてきた(この表現がまたまほろらしい)調書を仲間たちにボカスカ斬って捨てられる様は爽快だし、真相に辿り着く過程をこれだけ読ませるって結構すごい・・・・・・・・・と思います。
二条さんがカッコイイことを決め顔で言うたびに「はふぅ」ってなるし、「二条警部補入ります!」とか「二条警部補了解です!」とかギュンとときめくし、てか二条さんを中心にそこから伸びる各キャラとの矢印全てに萌えられるってすごくねぇ!?。