『チーム・バチスタ3 アリアドネの弾丸』第2話

AI対警察の構造をさらに鮮明にするために必要な展開だったとは思うのですが、初回ではあれだけ万能だと思われていたAIってか島津にいきなりこんなショッパイ失敗させちゃっていいのか?(笑)。専門は違えど医者としての技量・素質ともに速水先生あたりとは立ってる場所が違うという設定なのでしょうが、AIをこき下ろした新聞記事をビリビリ破く様が小物ってか神経質すぎるように見えたんだけど、この島津がどっちに向かって暴走するのかちょっと心配。つーかマジでSPEC発動しそうなんだけどw。
あとやたらとトオルちゃん白鳥がカッコイイのも戸惑う(笑)。それに頑張って対抗しようとしてる克典がちょっと気の毒になるほど今回の白鳥さんはカッコよすぎw。でもこの克典の画面からの浮きっぷりは嫌いじゃないですw。
で、確かに死んだ人間の画像と生きてる人間の画像は違うだろうからそれを判断するための経験と知識が必要だってのは当然だと思うけど、それが自分には備わってると豪語する島津でさえ血腫が慢性か急性かも判断できないとなるとそうまでしてAIを取り入れる意義があるんですか?と某仕分け議員の口調で聞きたくなる(笑)。
あとわたしのお気に入り事務長が島津に「今後新聞沙汰とか困りますよ」とかなんとか言ってたけど、あまりにも今更すぎてついつい失笑してしまったわw。


4話では救命のさとちゃんと和泉が登場するそうだし、「AI技師の死因究明」を縦軸にして各話では横軸となる遺体(死因)が登場する作りになりそうですが、監察医制度がない桜宮市が舞台である以上遺族にAI(解剖)を希望させるような設定が必要だとして毎回この程度の“理由付け”だとちょっと厳しいかなぁ・・・。それが主題でないとしても。母親の突然死に納得がいかないのは分かるけど長女の言動に裏付けがなかったのが気になった。全部が全部死の様態に“不審な点”があるわけじゃないだろうから実際には遺族の気持ちの問題なのでしょうが、別に人情話が見たいわけじゃないんだけどせめて母娘の間に何か一つスパイス的なものがないと毎回の“死因究明”にさして興味が湧かないんじゃないかなーと。今回の話なんてママさんネットワークで原因が分かったわけでさ、なにもAI+解剖までせずとも「母親が自転車に轢かれた」という事実に辿り着くことはできたんじゃないかなとか思っちゃったし。今回の裏キャッチコピーは『遺体が焼かれてしまったら終わり』のようなので(ブルドクターも同様)そういう意味ではタイムリミットがあるわけで、一刻も早く真相に辿り着くための“一つの手段”としてのAIを描くというのならばこれでもいいと思うけど、そういうニュアンスじゃないよねぇ?。