『ドン★キホーテ』

面白そうではあるんだけど、片方の舞台が“児相”ってとこが引っかかる。そういうドラマじゃないかもだけど児相が抱える案件はヤクザパワーでどうこうなるようなものじゃないってかどうこうしていい問題じゃないと思うわけで、当然それをわかった上でそれでも児相という設定にしたのでしょうから、とすると現代風刺的というか何気に社会派ドラマにするつもりなのかなーと。1話の作りからして扱いとしてはヤクザパート<<<<<児相パートになりそうだし、小林聡美さんと成海璃子ちゃんの話とか結構重そうだし。
児相の方が職場(職務)から離れられないことが多いだろうけど、どっちかと言えばヘタレと化した親分に戸惑うヤクザたちの方が見たいなぁ(笑)とくに松重さん(笑)。
てかイワマユと石垣くんのダメ親がガチすぎて、なんだこの無駄なリアリティ!と思ったわ(笑)。
入れ替わる前の馬鹿ヤクザwも入れ替わった後のヘタレな感じもどっちも自然な克実はさすがだなと言うしかないんだけど、ヤクザな翔たんが思いのほかカッコよくてちょっとときめいた。背後に父親の影がチラ見えしたせいかセリフ回し(セリフ聞こえ)もいつもよりも良かった気がしたしw。でも演出ってか脚本は微妙だなぁ。入れ替わる前の翔たんって頭でっかちマニュアル人間ってだけで別段“熱い”タイプではないように見えたのね。やる気なくはないんだろうけど相談員の自分がすべきことできることはここまでだとキッチリ線引きしてるというか、どちらかと言えば各案件に対し事務的に対処するタイプに見えた。なのに入れ替わって外見克実になったらやたらと熱いってか仕事に対して熱心っぽく見えて、ちょっと違和感を覚えました。入れ替わったせいで直接自分が関わることができなくなり、仕方なく外から(克実を通じて)案件を見てたら今まで見えないものが見えて、ついでにヤクザなどというこれまで全く関わりのなかった人種に触れたことで俄然熱血スイッチ入っちゃいましたーってことなのかなーとも思ったんだけど、でもやっぱり冒頭の翔たんは“実は胸に熱いものを持っている男”には見えなかったんだよなぁ・・・。
それにしても、あの入れ替わった理由ってかシステム?ってどういうものなんだろうなw。空が赤くなってはいたけど当人たちはそれに気づいてなかったよね?。階段から落ちたとか雷が落ちたとか思い当たるフシがあれば再びそのシチュエーションが訪れれば元に戻れるかもと思えるだろうけど、現状じゃ戻れそうな気配全くないもんなぁw。